海外に住んでいた時によく自然派食品を扱うお店に置いてあったメルヴィータ のクリームを試してみました。
日本でも自然派化粧品オーガニック成分配合など色々な肌に優しそうな謳い文句で宣伝されている化粧品があるのですが、日本には厳格なオーガニック化粧品の規格がありません。
でも、ヨーロッパはオーガニックに関する規定がすごく厳しくて、認可をとるのにお金も時間もかかるという認識です。
メルヴィータは、1983年フランス南東部アルデーシュで生まれたメーカー。あちらではアルガンオイルやローズヒップオイルなどが有名でよく見かけました。
もうひとつ、これはヨーロッパ独特の文化だなと思ったのが、フレグランスを推していたところ。クリスマスシーズンなどはメルヴィータのフレグランスが大々的に売られていました。
オーガニック認証ブランドフランスのエコサート、コスメビオという厳しい二つの基準をクリアしています。
コスメビオの認可を受ける条件は以下の通り。
- 加工後の完成品に含まれる原料が95%以上が自然原料
- 残りの原料が指定以外の化学原料でない
- 商品の原料の10%以上がオーガニック
- 植物原料は95%以上オーガニック
- イオン化処理の禁止・化学香料は禁止
アルガン・コンセントレイト・ピュアオイルクリーム
今回試したのはアルガン・コンセントレイト・ピュアオイルクリーム。自然由来成分99%、オーガニック成分25%。
ばっちり基準を満たしているのはもちろん、こうした成分の割合が明記されているのも安心感がありますよね。
アルガンオイルとアルガンエキスをwで配合した濃厚な保湿クリームです。でも、まったくベタつきやヌルヌル感はなし。
化粧品にありがちな固めのクリームですが、伸びは決して悪くなく、少量でもきちんと顔全体が潤う感じ。
さすがヨーロッパの乾いた空気にさらされる肌向けに作られているだけはあります。
肌をうるおいのベールが保護してくれるような感覚で、洗顔後につけるとしっとりが続きます。
メルヴィータのサイトでは「立体素肌」と表現していますが、あちらでいうところのcompatta(コンパッタ←イタリア語ですが) 強固な、とかコンパクトな、引き締ったといった行った素肌を目指したアイテムです。
確かに肌がピシッ!とします。
ちょっと意外なんですか、あちらではコンパッタな肌というのが美肌の条件。色が白いかとか毛穴がどうとか、あまり聞いたことがない。
美白は誰も目指してないし、シミも気にしている人を見たことがありません。
あちらだと拭き取り化粧品でメイク落とした後、いきなりガツンとこのクリームを塗るんだと思うんですが、さすがに日本語のサイトには化粧水の後に使うようにと書いてあります。
試しにお風呂上がりにいきなり塗ってみたのですが、特に問題はなし。
ただ本当にお風呂上がりにすぐに塗るか、お風呂の中で塗って出てくるぐらいの覚悟で挑むべきでしょう。
ちょっと伸ばしづらいけど、オールインワンっぽく使うのもアリかと思います。
余ったクリームを手の甲に伸ばしたところ一日中手がツルツルでした。
また、アルガンエキスの香りなのかほのかにいい匂いがするのもオーガニック化粧品らしくていいです!
近所ではあまり売っているのを見かけないので通販で購入するのが良さそう。
機会があればアルガンオイルも試してみたいです。