先日、上大岡のハナノキさんで初めて山形のタケダワイナリーのワインを飲んでみました。サンスフル白2018年です。
サンスフル(sans soufre)というのはフランス語で亜硫酸塩不使用という意味なんだそう。
亜硫酸塩は防腐剤として添加されるもので、個人差はあるものの頭痛の原因になりやすい成分として知られています。
私はもう自然派ワイン以外のワインは飲めなくなってしまったので、いつもハナノキさんでおすすめを教えてもらいながら、その日のもワインを決めています。
自然派ワインを造るためのブドウを育てるのに必要な土壌を20年かけて作り上げた、大変熱心なワイナリーなんです。
ぶどうは自然農法(低農薬&化学肥料不使用)で来られていてカベェルネ・ソヴィニヨン やメルロー、リースニングなど複数のブドウを栽培しています。
このサンスフレ白は、食用のぶどうとしてもよく知られるデラウェアで作られたもの。
いかにも甘そうな感じがしますが、実際に飲んでみると辛口に近いようなすっきりとした味わいでどんな食事にも合いそう。
アルコール度数は11度とそれほど高くないし、微発泡で食前酒にもぴったりです。
あー、これはどんどん飲んでしまうな…。
このサンスフレは発酵過程にある段階でワインを瓶詰めして瓶の中で発酵を継続させるため、開けたときシュワシュワするのが特徴。また、ろ過していないのでちょっと濁った色をしていますが、それも自然派ワインならでは、です。
おつまみはこちら。
カマンベールのようなタイプのチーズのブルスケッタ。この手のチーズといちじくってすごくあうんですよね…。
店長の料理センスが光るメニューばかりで、本当に何を頼んでも美味しいんですよこの店。お好み焼きは自分で焼くスタイルですが、それでも他の店で食べるより美味しい気がする。
でもなにより、今日のメニューにある品を頼むのがおすすめ。
生で食べられるような、甘みのあるなすやトウモロコシなどを使ったサラダとか、ワインに合いそうなパテとか(これはあるときとないときがある)、もうねー、本当に「ウマイ!」しか言葉が出てこない。
話が盛り上がってこの日はワインを2本飲んでしまったのですが、翌日は少し頭が痛い程度でそれほど二日酔にはなりませんでした。
ちなみに2本目のワインはコレ。ジョージア産のオレンジワイン。
ラガジというワイナリーのルカツィテリ、2017年のワインです。
白ワインなんですが、ブドウの皮や種ごと発酵・醸造させるタイプでちょっと渋みがあってミネラルっぽい味がするワインです。
こちらもすごくおいしく、飲みやすかった!(語彙が貧困)
味にインパクトがあるけどスッキリ飲めるので、合わせる料理は私なら、あえてカリッと焼いた鶏肉のソテーとかタリアータといった肉料理を選ぶかな。
あくまで白ワインなんですけどね。きりっと冷やしたら、今の季節最高ですよ。
オレンジワインに関しては取扱いのあるお店が少ないので、ハナノキさんは本当に貴重なお店。価格も良心的なので安心です!
これからはもっとオレンジワインも飲んでみよう!と思った夜でした。