白玉日記

40代女性が楽しく快適に過ごす方法を模索。でも若い子にも読んでほしい。

第三者の夫を呼ぶときの名称がないことに気づいた

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日本には日本の良いところがいっぱいあると思っているし、なんだかんだいって日本が一番いいと思っている私ですが、この国の女性の置かれている立場の低さには愕然とすることが多々あります。

 

先日、ある場所で知り合いのご主人にお世話になって、後日その知り合いにお礼を言おうとしたとき、常識人のフリをして「ご主人にお世話になってありがとうございました」とさらっとお礼を言ったのですが、よくよく考えると



ご主人

 

ってナニ。

 

と思ったんです。夫が妻のことを『嫁』と呼ぶことに対してすごく違和感を覚える私なのですが、実はご主人とか旦那様とかいう言葉にも、ちょっと抵抗があって。

 

shiratamachang.hatenablog.com

 

というのも、

「日本人は結婚したら奥さんが必ず旦那の姓を名乗るというのは本当なのか。そんな女性の立場が低い中東の国のようなことをしているなんて嘘だろ?」

 

という質問をかましてきたイタリア人の友人に、以前「ご主人」「旦那さんが」という話をしていたら

 

「その単語はどういう意味だ」



と聞かれたことを思い出したんですね。「夫」じゃなくて、何故ご主人や旦那さんなのかと疑問を持ったらしいのです。

 

えーと、イタリア語で言うとpadrone(パドローネ)主人、あるじ、所有者、持ち主、支配者…みたいな感じの単語かなぁ…

 

というと、マンマミーア、まじかよ封建的すぎ!中世か!

 

と言われて。以来、主人、ダンナという言葉に対しても抵抗感が…。あと、女性が「うちのダンナがー」というのもちょっと品がない感じがしてあまり好きじゃなくて。

 

shiratamachang.hatenablog.com

 

今回のケース、イタリアなら「あなたの夫に助けていただきました。ありがとうございます」とsuo maritoとかtuo maritoっていうんですよね。英語でも同じですよね。

 

だけど、日本でいきなり年上の友人に「あなたの夫に先日、お世話になりました。ありがとうございました」っていったら、高飛車なトーンだし、常識はずれにカテゴライズされるじゃないですか。間違いなく。

 

まあ、日本では「だんな」「しゅじん」という言葉が「夫」という言葉として使われているのかもしれないんですが、なんとなくこんなところにも女性の立場の低さが表れていてちょっと闇を感じたのでした。