このブログを読んでくださっている方の中には、酒さ様皮膚炎の症状に悩んでいる方が多いようです。
「酒さは治らない」
「長く付き合っていかないといけない」
なんていう声もあって、落ち込んでいらっしゃる方もいると思うのですが、私は治療を初めて2ヶ月程度でかなり良くなり、1年半経過した今ではほとんど治って元通りの肌になっています。
「酒さ様皮膚炎 治らない」で調べてみると、結構私の他にも治っている方がいるみたい。
適切な治療を受けながら、お手入れしていけば治らない症状ではないのではないかと思います。
酒さについては、これまでバラバラの記事に書いてきたので私が受けた治療や酒さを悪化させなかったスキンケアなどについてまとめてみたいと思います。
2019年8月追記:
原因が異なる「酒さ」と「酒さ様皮膚炎」は別のものです。正しい治療によって比較的短期間に治癒するのは「酒さ様皮膚炎」であり、「酒さ」は原因が分からないこともあり、治癒が難しいとされています。私のブログでは「酒さ様皮膚炎」について書いています。
私が受けた酒さ様皮膚炎の治療
何度も書いていますが、東京都調布市の相澤皮膚科クリニックで治療を受けました。
以下のお薬を処方していただきました。
・漢方(四逆散、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、排膿散及湯など)
・男性ホルモンを抑えるお薬の内服
・ニキビの緑の外用薬
・白いニキビの外用薬
・赤みを抑えるクリーム
自分では脂漏性皮膚炎か、酒さ様皮膚炎かどちらかわからなかったのですが、先生の診断では酒さとのことでした。
こちらは相澤先生のブログなんですが、「ブログ内検索」で「酒さ」というキーワードを入れて検索すると、酒さに言及している記事がずらっと出てくるので、それを読むだけでも勉強になります。
25年も前から酒さについて研究をしてらっしゃるんですね。ありがたい…。
酒さ様皮膚炎はステロイド治療薬の使用が影響していると言われていますが、私はステロイドを使った経験は人生で数えるくらいしかなく、常用していた経験はありません。
ただ、酒さ様皮膚炎を訴える人の中には子宮筋腫の治療を受けていた人や不妊治療を受けていた人が多いらしいです。
主婦の人も多いんだって。日本の主婦はストレスが大きいからなー!
また、出産をきっかけに酒さ様皮膚炎になってしまう人もいるようで、ステロイドの使用よりも、何らかの理由でホルモンバランスが変化したことが原因になる人もいます。
「酒さ様皮膚炎は治らない」という皮膚科は変えたほうがいいかも
皮膚科の先生の中には酒さ様皮膚炎は治らないと考えている人もいるみたいです。「酒さ」と「酒さ様皮膚炎」をきちんと分けて考えていない先生だと「治らない」と言われてしまうこともあるみたいです。
実際に、症状を見せても「なんだろうね」とか「かゆみのあるニキビだ」という先生もいたりして。酒さや酒さ様皮膚炎に対する理解があまりない先生がいるのも事実。
批判するわけではないのですが、こうした先生の元で治療を受けていても、酒さが良くなることはないと思います。現に私は半年近く、あまり意味のない治療を続けていました。
相澤皮膚科でも最初の診療で、「治すのが難しい症状なんですが」とおっしゃっていたし、相澤先生でも大学病院などに紹介状を書くことがあるそうです。
とはいえ、最初から「治らない」と言われたら、治療をする気もなくなってしまいますよね。
もしかしたらと思ったら酒さや酒さ様皮膚炎の治療に力を入れている皮膚科の診察を受けることが、一番の近道かと。
酒さも酒さ様皮膚炎も化粧品ではよくならない
赤みを抑える化粧品とかたまに見かけますが、酒さや酒さ様皮膚炎は化粧品を変えたくらいで良くなることはないです。
私は酒さ様皮膚炎になってから、それまで使っていた日焼け止めや馬油などが使えなくなりました。
このブログでも「酒さ様皮膚炎でも使えた」として、スキンケアやファンデーションを紹介していますが、あくまでも使ってみて、かゆみや赤みが悪化しなかったというだけで、症状が改善したわけではありません。
酒さ様皮膚炎も酒さも治療は皮膚科での診察がメイン。自分に合った皮膚科を見つけることが、治療の第一歩です。
ただ、もしいま酒さ様皮膚炎に悩んでいらっしゃる方がいれば、手当たり次第にいろいろなスキンケアを試すより、私が使ってみて大丈夫だったものから試してもらえれば、もしかしたら無駄な出費や回り道を防げるのではないか?と思います。
とはいえ、ただしやはり肌に合うか合わないかは個人差があります。
例えば、エトヴォスのミネラルファンデ。こちらは、赤みをうまく隠してくれて刺激もなく、かゆみなども起こりませんでした。
現品購入する前に、トライアルを購入したり、お店で直接サンプルをもらうなどして自分の肌に合うか確かめてみてくださいね。
ミネラルファンデや洗顔については、こちらで詳しく紹介しています。
酒さ様皮膚炎が治った一番の理由かも。と思うこと
これは素人の個人的な意見なので、あくまでも参考例として欲しいのですが、酒さが改善した大きな理由のひとつとして挙げられるのが、ストレスの原因となることを排除したことだったのではないかと思います。
具体的に言うと、ストレスの原因となる人から距離を置いたんです。
当時はその人がストレスの原因だということを、頭では理解していなかったのですが今思えば帯状疱疹になったのも、あれが原因だったような気がしています。
相手の言動にかなり振り回されていたのですが、元々仲が良かった人なので、ついついその人の言動をポジティブな方にとらえていました。
でも、俯瞰してみると明らかにリスペクトに欠けた対応されているし、都合のいい時だけ利用されているような気もする。
あるとき、ふとそれに気がついて関係を切ってみたわけです。そうしたら気持ちがすごく軽くなって、その辺りから酒さの症状もよくなってきた気がします。
ストレスの原因ってなかなか排除できないことが多いので、誰でもできることではないと思うのですが、もし距離をおける人間関係がストレスになっているなら、それをプチっと切ってみてはいかがでしょうか。と私は皆さんにいいたい。
酒さ様皮膚炎って本当に悩ましい症状なんですが、まずはいい先生を見つけて、ひとつひとつ原因を排除しながら、自分と自分の肌をいたわってあげるようにしてください。