今日は前振りしておいた、「どうすれば日本語能力があがるか」について考えてみたいと思います。
とにかく本を読むこと
ありきたりな方法ですが、やっぱり唯一の方法は本を読むことでしょう。内容は興味が持てることでOK。私は推理小説が大好きなので、小学生の頃、江戸川乱歩の本を夢中で読んでいました。
親からは『くだらない推理小説ばっかり読んでないで勉強しろ』と何度も言われました。今考えるとひどいですね。友達にそういうと『えー、うちだったら推理小説でも「読んでいるだけえらい」と言われる』と言われてそういうもんなのかと思ったり。
(その後、猟奇小説とか連続殺人モノとかが愛読書になったので、親の心配もあながち的外れではなかったのかも。
↑『落ち込んだときや、疲れたとき、この本を読むと元気が出る』と大人になってから友達に読ませたところ、ドン引きされました。ホントぼろぼろになるまで繰り返し読んだのですが、スピリチュアル本で『殺人やネガティブな本を読むと運気が下がる』と書かれていたのを読んでヘタレな私は引っ越しのとき捨ててしまいました…。愛読書だったので激しく後悔していますが、今見たら重版されてますね♪)
話がそれましたが、そのおかげで国語のテストはいつも満点に近い点数でした。テスト勉強も国語だけはまったくしなくても楽勝でした。
とにかく本を読むこと。あと、お子さんが本を読んでいたら、なんでもいいので褒めてあげてください。それだけで将来的に国語の勉強は必要なくなります。
私は小学校で図書室を初めて利用したときに、担任の先生から『いい本を選んだわね。』と言われて得意になり、それから図書室に通うようになりました。親に褒めてもらえなかった子供時代が浮かび上がる…。(笑 なんか不憫な子供ですね。
わかんない単語はすぐに辞書で引く
数年前、友人のお子さんの勉強を見てあげたときのこと。それはたまたま英語の宿題だったので、選択問題で正しい答えを選べるよう、導いてあげたのですが、同じフレーズの中に分からない単語が残っていたんですね。
だけど、その子はその単語を調べようとしない。答えがでたらそれでヨシとしたんです。
それがいいとか悪いとかではなく、純粋に『え?わかんない単語あるのに、何で調べないの?気にならないんだ?』ということに驚愕しました。
今は電子辞書っつー便利なものもありますし、分からない単語があったらどんどん辞書を引きましょう。あいまいな理解度の単語や言葉も同様です。なんでも白黒つけるようにしましょう。飛躍的に語彙が伸びます。
大人になってからでも大丈夫?
この方法が大人になってからでも通用するか?と疑問を持つ方もいると思いますが、充分通用すると思います。
問題は本を読むという持久力がない場合。途中で飽きちゃう人もいますよね。それを避けるためにはとにかく興味を持てそうな内容の本を選べばいいと思います。もう大人なんだから、選んだジャンルでとやかくいう親もいませんしね。
例えばゲームが好きなら、プロゲーマーの方の本とか。スポーツが好きな人なら好きなプレーヤーの自伝とか。料理が好きなら、料理人の方が書いたエッセイとか。どんな趣味であろうと、なんらかの本は出ているはず。そこから手をつけましょう。
例えば、この本。男性が読んでも面白いと思います。
グルテンフリーという食事療法以前に、ストーリーとして引き込まれる。
日本語訳やイマイチなんですが、それでも興味深い内容で別にジョコヴィッチが机に向かって書いたわけじゃないんでしょうけど、分裂を繰り返す東欧のセルビア出身だけあって私たち日本人からすると想像できないような、ドラマティックな人生を送っていらっしゃいます。
ジョコヴィッチが私の好きなタイプだから、というのもあるんですが。てへ。まあ、極端な話、そんな理由でもいいから本を読んでみるべきなんです。
本代がかかる!というのなら図書館へ行ってもいいですし、ブックオフの100円本とか、アマゾンの1円本とかを買ってみましょう。時間がかかってもいいので、とにかく読了してみてください。
ちなみに日本語力を上げるための読書はやはり、紙の書籍をお勧めします。みなさんもドシドシ本を読んでみましょう!