先週ユニクロのカシミヤ(タートルネック)のニットクリーニングに出してきました。
100%カシミヤなら水洗いできるはず、とイタリアでカシミヤのニット工場を経営している知り合いに言われたのですが、一応ユニクロの表示はドライクリーニングのみになっています。
これはおそらくメーカーとしてどんな洗い方をされるか分からない以上、「手洗いOK」とは表示できないからなんだろうな。というのが憶測です。
それはいいとして一応、洗濯表示がドライクリーニングオンリーになっている以上ドライクリーニングに出すか…というわけで、初めて使うクリーニング屋さんに持ち込むことに。
ところが今日取りに行ってきて白玉は驚愕しました。
カシミヤもウールもハンガーは厳禁!
預かり票を渡したところすぐに私が預けたニットが出てきたのですが、それを見てびっくり。
ハンガー通されて、タートルネック部分が折られている!※画像はお借りしたものですが、要するにこんな感じにフツーにハンガーに『かけられて』出てきました。
ニットはハンガーにかけると伸びてしまうので、ハンガー厳禁なんです!しかも柔らかく、伸びやすいカシミヤなのに。
預ける時も「カシミヤですよね?」と確認され、追加料金まで払っているのにハンガーに普通に通されて出てきて、本当に私は開いた口がふさがりませんでした。
まともなクリーニング屋さんならニットは「たたみ」で返ってきます。
最近はたたみをお願いすると、別料金を取るところがあるみたいですが、すでにカシミヤとして追加料金を取ってるのに。
おまけに首の部分が折られているってどういうこと?????
いくらタートルネックだとはいえ、どこで折り返すかはお客に確認しないと分かりませんよね。クリーニング店側が勝手に折り返したら後がつくし、伸びます。
今まで出していたクリーニング店は、
- 両袖を身頃部分に向けて畳み、身頃全体をハンガーに通す
- タートル部分は折らない
という状態で返ってきていました。完全にたたむのは時間も労力もかかるので、難しい。それは分かります。
だからまともなクリーニング店は、たたんだ状態で身頃部分をハンガーの中央部分に通して返してきます。こちらのサイトでも、とても分かりやすく説明されているので、興味のあるかたは是非。
「胸元がしわにならない、ニットのたたみ方」の③の状態で、ハンガーの中央部分に通すのが基本だと、私は思ってました。それなら編地に負担がかからないので、伸びは最小限です。
今日のクリーニング店はフツーにハンガーにカシミヤセーター『かけて』返してきた…。これだとニットの肩部分にも負担がかかるの…クリーニング屋さんなら知らないはずはない…。
キーッ!!!
「2度と…2度とこの店には持ってこない…」と心の中でつぶやきながら、ニットを手にして店を出ました。
が、悲劇はそれだけでは終わりませんでした。
外に出てからふとニットの首元を見ると、なんと!身頃部分(カシミヤの部分)に安全ピンで番号札のようなものが止めてある!外側から見える部分に安全ピンでとめてある!
待って待って待って待って待って
…うそでしょ?
お気は確か?
普通、こういう番号札みたいなものって、生地(この場合は編地だけど)を痛めないように襟の部分についているタグが、身頃部分の内側についている洗濯表示のタグに止めますよね????
うそでしょ?
身頃のニット部分、しかもカシミヤ(しつこい)に安全ピンを指すクリーニング店なんて見たことないよ!!!
これがユニクロのカシミヤだったから、我慢したけど、イタリアから買ってきた大事なカシミヤニットだったら、私はその場でクレームを入れていたでしょう。
でも、ユニクロといっても去年のモデルでタートル部分が詰まっていて長いタイプ。いつもタートル部分が長さが足りない私は、すごくお気にいりで大事に大事に着ていたんです…。(涙)
年配の女性が受付していたので、文句をいう気にもなれずひきつった笑顔で店を出た白玉でした。
クリーニング屋選びって、ある意味、賭けですよね…。
もう二度とあの店には出さない。