以前にもちょっと触れた、ドルチェグストのエスプレッソ用カプセルのバリエーション。
あちらでは大手スーパーのプライベートブランドで汎用カプセルが売られていたりもします。
今回は正規品のお話しを。
日本ではドルチェグスト用のカプセルとして、「エスプレッソインテンソ」というカプセルしか売られていないので、エスプレッソしか飲まない私は1種類しかバリエーションを楽しむことができなかったのですが、カフェといえばエスプレッソしか存在しないイタリアでは当然色々な種類のカプセルがあります。
カフェの種類というのは厳密に言うと地方でも味が微妙に違っています。私はあまりイタリア国内を旅していないので他の土地のコーヒーをあまり知りません。
ドルチェグストのカプセルはローマ、ミラノ、ナポリと土地付きの味があるのですが、ローマもミラノもナポリも行ったことがあって、カフェも飲んだけど、イマイチ違いが分からない。
ただひとつ言えるのはナポリのカプセルがかなりうまい!ということ。
ちなみに日本で売られているイタリアのコーヒー豆もどこの地方のメーカーかによって味の差があります。
例えばKIMBOはナポリのメーカーだから、ナポリのカフェらしい濃い味がするし、Lavazzaはトリノだからもう少しすっきりした味わい。
コーヒー豆の中には酸味があるタイプもあるんだけど、私はそれがちょっと苦手。
ドルチェグストのカプセルのナポリは確かにダークローストというだけあって、パンチの効いた味はするけれど、決して飲みづらくはなく、日本で売っているエスプレッソインテンソよりもおいしかったです。
より多くの砂糖をいれて飲むのもナポリスタイルです。 1袋約4~6gの砂糖を一気にカップへ流し込み、スプーンで30~50回かき混ぜてしっかり乳化させるとチョコレートやキャラメルの味わいになります。
これはチョコレート好きなナポリの人々ならではのこだわりです。バールでは、エスプレッソが提供されるのを待ちきれず砂糖の袋を開けて待っている人たちをよく見かけます。そして混ぜ終わって完成されたエスプレッソを2~3口で飲み干しすぐに立ち去ってしまいます。
あはは!いるいる!私もバールのカウンターでやってた!砂糖の袋をカサカサふって(中が固まっていることがあるから)、「zucchero di canna(黒砂糖)ないの?」とかバリスタに聞いたりして…。
ローマやミラノも購入してきているのですがまだ飲んでないので楽しみ。
疲れたときに「そうだエスプレッソを飲もう」と思い立ってすぐに飲めるというのは幸せ。
もしドルチェグストを愛用している方がいたらイタリアでカプセルを買ってみることをお勧めします。