すごく、よくわかる!と私も共感したニュース。
イギリスでリアリティ番組に出演したタレントが彼氏の誕生日のためのケーキをただで作って欲しいと依頼したというお話。
リアリティに出演したってことはまぁ、有名な素人くらいの知名度なんじゃないのでしょうか。それに、彼氏の誕生日に誰かにタダでケーキを作らせるって…。その考えがちょっとズレてると思うのは私だけなのかしら。
自分で作ったものの方が喜んでもらえるんじゃない?でも、男性でも派手にサプライズとかで誕生日を祝ってくれないといじけちゃう人、いるからなー日本人でも。ハハハ。
このお店のオーナー、ローラさん曰く
正直、あなたのとこのような会社が、個人経営の小さなビジネスに無料であれこれやれっていうの恥を知れと思ってます。
これ、ほんと同感。だってね、彼女はこれで生計立ててるんですよ?失礼じゃない?副業や趣味じゃないからね?おまけに3人のお子さんを育ててるシングルマザーだというし。
大きなケーキを完成させるのは、おそらく1日じゃすまないでしょう。彼女がそのケーキ作りをただで請け負ったら、その時間分、他のケーキを作ることができなくなるんです。もちろん、材料費や光熱費もかかる。
それをタダでって、頼む神経がスゴイ。
私も石油会社に勤めてたとき、「ハイオクタダ券くれよー」と言われたことあるんだけど、社員だってガソリン灯油は補助が出るだけですよ、だってその会社はそれで食ってるんだから、タダで配ったらどうなるか、わかるでしょ??わかんないのかな???
通訳の仕事もそう。知り合いの知り合いとかで、安い金額で請け負った上、後で理不尽な文句言われたり、どーしてこんなことまで…と思うことまでやらされたり。
仕事すること自体が勉強になるから、安い金額で請け負うのはまあ仕方ないけど、さらに理不尽な文句を言われる筋合いはない。こういう人に限って、文句を言うわりに「安い金額で頼めるから」という理由で、再度依頼してきたりする。通訳の事務所や派遣される通訳は高いからイヤみたい。
「仕事を覚えてほしいから言ってるんだよ?」とか、いう人もいて、仕事をやらせてやってる感がハンパない。私にとって通訳(専門の分野じゃなかったりすると特に)は本業じゃないから、本業を差し置いてその人の仕事をただで勉強して覚えてあげる時間は、ない。すまん。
クラウドソーシングを見ていると、ライティングの仕事とかで「高単価!600文字200円、内容重視、コピペチェックします。著作権はこちらに…万が一の場合は損害賠償を請求…」とかある。
200円で著作権!!損害賠償!!ともう思わず、ニヤニヤしちゃう。
それと、成果物に対する金額だけじゃなくて、仕事を依頼する人の時間も拘束しているということをお忘れなきよう。ものすごいボリュームの仕事で1件20円とか。大昔の内職みたいですよね。
自分がタダ、あるいはその金額で仕事をしろと言われたらやるか?あるいは、自分の子どもがその金額で働かされると考えたら、納得がいくか?
考えてみて欲しい。
自分はどうだかわかんないなーという人も、自分の子どもがそんな仕事させられてたら納得いかないはず。
それを他人にやれというのはおかしいと思いませんか?