仕事の忙しさのせいか先月から体調があまり良くなく病院通いが続いていました。
何度か通っていたところ気になる症状が見つかって、先生が対処してくれたのですが念のため検査をしてみようということになり。
その結果を昨日聞きに行ってきたのですが、幸いなにもなくて心からホッとしました。
スピリチュアル系なことことは好きじゃないんだけれど、お寺や神社は別。定期的にお参りしています。
今回はお礼参りということで上野の徳大寺へ行ってきました。
徳大寺の摩利支天とは
ここは 仏教の守護神である摩利支天をお祀りしているお寺。
かつて戦国武士の間でも摩利支天信仰が広まっていたそうで、武田信玄の家臣である山本勘助や毛利元就が信仰していたことでも知られています。
私も大河ドラマ「風林火山」で内野聖陽が演じる山本勘助が摩利支天のお守りを持っているのを見て、初めて知ったのですが。
今でも、参詣祈願する人たちに「気力・体力・財力」を与え、「厄を除き、福を招き、運を開く」と言われているのです。必勝祈願に来るスポーツ選手も多いらしいよ。
私が摩利支天を信じるようになったわけ
数年前にある手術を受けるかどうか迷っていたとき、ちょっと不思議なめぐりあわせでこの摩利支天に導かれた ?と感じることがあったんです。
地元で自分が希望していた手術を受けられないと知って、有名な先生がいる関西の病院にまで出かけて行ったときのこと。
横浜の色々な病院で手術を断られていたので、どうせ無理だろうと半ば諦め気味でいました。
すっかり元気をなくして、診察をキャンセルしたほうがよかったかも…と思いながら入った病院の近くにあるお店で、偶然、摩利支天の絵が飾られていて「これってなにかの巡りあわせかも」と思ったんです。
病院のでは「他ではできないと言われるだろうけど、うちなら手術できますよ。あなたは遠くから来ているからできるだけ早く、手術できるようにしますよ。術前検査もなるべく少なく済むようにするからね」と先生が言ってくださって。
諦めかけていたので、本当にうれしくて。それ以来、定期的に摩利支天を祀っている徳大寺にお参りに言っているわけです。もちろん、手術は無事に終わりました。
そのとき、親友が付き添いにきてくれていたのですが彼女も自分のことにように喜んでくれて「私もなんとなく『この病院なら大丈夫!』っていう予感があった」と言っていました。
わざわざ関西まで病院に行くなんて…という気持ちがあったし、付き添いに来てくれた彼女がいなければ診察をキャンセルしていたかも。そういう意味では彼女にも深く感謝ししています。
気力、体力、財力を与える摩利支天
摩利支天は、参詣祈願の人々に「気力・体力・財力」を与え、「厄を除き、福を招き、運を開く」と言われています。
昨日も検査結果が良好だったので、ほっとしながら会計を待ってるとき「そうだ最近、お参りしていないな…」と思って、次の亥の日はいつだろう?と思ったら、昨日がまさに亥の日で。
というのも、摩利支天には十二支の亥が仕えていて、イノシシに乗った姿で描かれていることも多く、亥の日にお参りすると特別なご利益があると言われているんです。
これも不思議なんですが、私のなかで「は!お参りに行かねば!」とか「守られてる感じがする…!お礼参りに行かなければ!」と思って、調べるとその日が「亥の日」っていうことがすごく多くて。
日本には有名な摩利支天をお祀りしたお寺が三つあって、この徳大寺はそのうちのひとつなんですが、こちらの摩利支天のご本尊は 大正十二年の関東大震災、昭和二十年の戦災による火災類焼によって本堂は二度も全焼しているのに、その都度、焼失を免れているんだそう。
すごい強運じゃないですか。
ここ数年プライベートでも特大のトラブルがあって、我ながら本当によく持ちこたえたなと思うんですが、これからの人生、幸運は自分でつかむとして自分に非がないトラブルはなんとか避けたい…とこの部分だけ神頼みすることにしました。
こんなわけで私的なパワースポットとして心のよりどころにしている徳大寺。ここに来ると本当に心がスッと落ち着くんですよ。
初めて来た人はアメ横の喧騒の中にこんな静謐な場所があるなんて、と驚くと思う。
いつもパッと思い立った時にお参りしているので時間をかけてご祈祷してもらう機会がなかなかないのですが、来年は是非時間をとって御祈祷してもらおうと思ってます。