白玉日記

40代女性が楽しく快適に過ごす方法を模索。でも若い子にも読んでほしい。

携帯キャリア会社に価格競争があるヨーロッパ

 

日本に帰国して感じたこと。それは携帯料金の高さ。今やほとんどの人が携帯を持つ時代、一人暮らしをしている人を除けば、一家に最低2台はあるのは普通ですよね。

となると、だいたいみんな安くても15000円くらい払っている。驚き!なんでそんなに高いの…???

ヨーロッパでは1台あたり、月2000~3000円が相場

SIMロックだとか解除義務だとか言っているけれど、ヨーロッパではそれが普通。携帯電話自体は家電店で購入。ソニーのエクスペリアの安いやつなら80ユーロくらいからあるし、私はノキアのwindowsphoneを90ユーロくらいで購入。

iphoneの最新機種はやっぱり700ユーロとか、1000ユーロ近くしていたけれど。

とにかくあちらでは、みんな家電店で携帯本体を買い、そこで各キャリアのSIMを購入して差し込んで使ってる。

プリペイドで払えるので金額オーバーの心配もなし

で、そのSIM自体は15ユーロくらい。新規で契約すると、サービスでもらえることが多い。

さらに月々の使用料は通話、SMS,通信容量によって分かれていて、かつプリペイドカード形式の先払い。だから、その金額がなくなれば使えなくなって必要な容量だけ買い足す(これもプリペイドでタバコ屋さんなど、いろいろなところで支払える)こともできる。

私が使っていたのは1か月通話が500分、SMSが200回、通信容量が3GBとか…だったかな?普通に通話して、友達と長電話してもSMSで長いやり取りをしても、ほとんど料金オーバーすることはない。それで15ユーロ。

1ユーロ130円で計算しても1950円。そして月末にはたいてい、通話もSMSも余ってしまう。通信速度などで遅いと感じたこともなし。

携帯キャリア会社に価格競争があるヨーロッパ

ヨーロッパでは携帯キャリア同志に熾烈な価格戦争がある。例えば、私が長年、A社の携帯を使っていて、B社の15ユーロのプランに切り替えたとする。

そうすると、A社から電話がかかってきて、「うちはさらに容量をあげて、夜間ネット接続無料で15ユーロでやります!」なんて言われる。

だから、長く同じキャリアを使っている人は、たまに他のキャリアに行って「いくらくらいになる?」と聞いてさらに安いプランを提示してもらったりしている。

だから携帯料金に高いお金を払っている人はほとんどいない。

キャリアを変えるときは当然、携帯がそのまま使える

私はスマホ初期をヨーロッパで過ごしていたので、キャリアを変えると携帯そのものが使えなくなると知って驚いた。

まあ、ヨーロッパは携帯を初めに自分で一括で購入しているから私物というか、そのまま使えて当然なんだけど。

日本の契約は月々の料金に携帯の代金が含まれていて、2年以上使えば差し上げますみたいな、押しつけがましい内容で、2年経って料金を払い終えてもなんとなくその携帯本体がキャリアからお借りしているような、自分のものじゃないような、だからその携帯が使えなくなってもしかたないか…と錯覚させるようになっている。

 

これはおかしい。

 

ヨーロッパでは家電店で自分で600ユーロ出してアイフォンを買ったら、その後、どこのキャリアを使おうがその人の自由。最近はデュアルSIMの携帯も多いから、違うキャリアのSIMを2つ使っている人もいる。

 

海外で買った携帯が使えないのもおかしい

帰国してそのまま使おうと思っていたノキア。でもSIMだけ買って使っていると法律違反になるらしい。なんだそれは。

まあ安い携帯を海外で買われたら日本のキャリアがもうからないということなんだろうけど、それならもっと価格を下げればいいだけの話。「これくらいの値段だったら、日本で買えばいいやー」くらいの値段に。

2年しばりはもはや詐欺?

各キャリアがもうかるようにいろいろな法律で守られていて、価格競争がない。あと2年契約が前提というのもおかしな話。

しかも2年たてば解約できると思ってたら、契約した月1か月の間しか無料で解約できないというのは、もはや詐欺のように感じる。あと契約書に※でいろんな追加料金をちっさな字で書くのもヤメテ。日本で大手企業がこんなにセコイ商売のしかたをしているなんてちょっとショックだった。

正当な理由があって、2年にしているんだろうけど、私のように海外から帰ってきた人間や外国人にとっては騙された気にしかならない。

windows phoneがない!

海外ではwindows phoneは安い携帯として知られている。でも日本ではほとんどない!シンプルな画面が好きでPCもwindowsだから日本でも絶対、windows phoneにしようと思っていたのに…。

アンドロイドの画面は目がチカチカするし、なんだかファンシーすぎてシンプル派の私にはツライです。

楽天モバイルにして、ほぼ満足。だけど…。

帰国後、そんな状況に愕然とした私は、SIMフリーの格安モバイルにすることに。まあ、「SIMフリーの格安モバイル」のサービス内容が、ヨーロッパではデフォルトなんですけどね。

 

 

3.1GBの通話SIMで先月の料金は1770円。私がほっと胸をなでおろしたことは言うまでもなく。ゲームや動画をあまり見ないので、3.1GBが余ってしまうんだけど、それは繰り越しできる。

 

通話に関しては楽天でんわのアプリを入れることで、安くできる。

 

ただ…、携帯本体が中国のメーカーのもので、アンドロイドなんだけど価格が約4万。ひえー!!と思ったけど、日本にずっといるかどうかも分からないし、仕方なく払った。それに海外に行っても、この携帯は使えるみたいだし。

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さらに楽天のポイントが1万円くらいついて、初期手数料が無料、カバーが無料とかいろいろ。でも次の週に携帯本体が半額キャンペーンというのをやっていてびっくり。

 

無料になるサービス内容を考慮すると、いつもだいたい同じくらいの金額になるのかもしれないけれど。てか、半額にできるなら、本当はもっと安くできるってことでしょ?だったら、いつ買っても25000円くらいにしておいてくれればいいのに。

 

なんだか騙された感が否めない、日本の携帯事情…。

 

でも結論として、月々の使用量は安いので満足です。いま、改めて見てみたら携帯も機能が高いみたいだし…。楽天モバイルはいろいろとキャンペーンをやっているので、お得に契約できるタイミングをよーくチェックする必要がありそうですね。