昨日の小平奈緒選手の金メダル、すごかったですね。
韓国のイ・サンファ選手が彼女に負けて、すごくショックを受けた表情をしていたので、「これは相当地元でプレッシャーがかかっているんだろうな」と思ったんですが、最後、2人の笑顔を見てほっとしました。
そして、今朝見た2人の会見で、サンファ選手になんと伝えたかと聞かれ「私はあなたのことをリスペクトしているよ」と伝えたと答えた小平選手。
「本当に人としても選手としても素晴らしい人」と続けたとき、サンファ選手が泣きそうになるのを我慢しながら、小平選手に手を伸ばしたんです。
そのとき、小平選手が「サンファ……」と声をかけたんです。その後はお互い言葉にならない感じで。
2人ともほんとに、ほんとに優しい女性なんだな。ということと、これまで2人が厳しい世界で切磋琢磨しながら、友情を築いてきたんだな……と思ったら、金メダルよりもいいものを見せてもらった気がしました。
メダルがいくつとか、金とか銀とかどうでもよくなるくらい。これこそが、オリンピックの素晴らしいところじゃないでしょうか。
この記事のなかで、小平選手が韓国からオランダまで急いで帰らなくちゃいけなかったとき、サンファ選手がタクシーを呼んでくれて、お金まで出してくれたとありますが、確かに韓国の人って相手のために犠牲を払うことに躊躇しないというか、さっと手を差し伸べてくれることがあるんですよね。
こちらがびっくりするくらい、迷うことなく助けてくれるというか。私も留学中、経験したことがあるのですが……。
「え?だってお金返せないよ?いいの?あれ?」みたいな感じでタクシーに乗ったんだるろうなぁ…(笑)。
2つの国の間にはいろいろな問題があるけど、こうやってスポーツや文化のレベルでは交流を深めていかないといけないなと改めて感じました。たまに無力感を感じることもあるけど、それでもやっぱり交流を続ける努力はしないと。
また、韓国にも行きたいなー。