今日の午後、書店をぶらぶらと見ていたところ目にとまったストレングスファインダーの本。
初めてストレングスファインダーを試したのは10年以上前。
翻訳がいまいちしっくりしない点もあったけれど、なるほどなと思うことがすごく多くて、これを就職する前に知っていたらもっと自分に合った仕事が見つけられたんじゃないかと思ったりもしました。
当時の私の五つの強みは
- 戦略性
- 適応性
- 共感性
- コミュニケーション
- 慎重さ
私が今まで上司に言われて一番嬉しかった誉め言葉に
「白玉さんは新しい業務、が発生したときにそれによって既存の業務にどんな影響が出るのか瞬時に理解して、先回りしてトラブルを防ぐことができる。それは誰でもできるわけじゃなく、貴重な才能。チームにすごく役立っている」
というのがあるんだけど、これってまさに戦略性、戦略的思考ってこと。当時はシステムの要件定義みたいな仕事をしていたから、ちょうどよかったんですよね。
自分の強みって当たり前にできるゆえ、強みと気がついていないことも多いということ自体当時は目からウロコだったんだけれど、私には呼吸するかのように自然にできることが他の人にとってはそうではないということも分かって、ああ、あのとき上司が言っていたことってこれなんだなーと腑に落ちたことも覚えています。
この強みっていうのは、ずっと変わらないものだと思っていたんだけど、実はそうでもないらしくて。 逆に言うと五つの組み合わせや順番が全く同じになるのは3300万人に1人しかいないそうです。
ただ、もしトップ5に新しい資質があった場合、それは以前トップ10に入っていたものだった可能性が高いということらしく。
前にあった資質がトップ5の中になかったとしても、その資質を失ったわけではなく、これまで隠れていた新しい質を見出す機会が訪れたということなのだそうです。
ふむふむ。
私が十年以上前にストレングスファインダー1.0をやったときはフリーランスで働いていたのですが、この五つの強みを会社勤めしている時に知っていればもっとチームで働くということに役立つことができたんじゃないかと思ったんですよね。
いまは一応チームで働いているので、久しぶりにやってみるかと思って2.0を購入し、今日トライしてみたところやはり違う結果が出ました。
- 戦略性
- 最上志向
- 個別化
- 適応性
- 共感性
戦略性と適応性、共感性に関しては前回と同じ。
新たにに最上志向と個別化という資質が入っていました。ほほう…。
いやでも、「最上」志向なんてあるかなー?と思ったんだけど、この資質はなんでも一番じゃないと気が済まないというわけではないらしい。というより、「見つけた強みを伸ばし、磨きをかけ、卓越したレベルにまで高めずにはいられない」。こんな感じ。
これは、確かにピッタリだなと思いました。同時に「人より劣るところや自分の弱点を克服しようとは全く思ってない」ということもこの最上志向の考え方なんだそうです。まさにそれじゃー!!!やりたくないことはやりたくない。こっそり人にふろうとしています、ええ。
そしてもうひとつが個別化。
一人一人が持つユニークな個性に注目し、それぞれに合った仕事を割り当ててチームとしてベストな結果を引き出す。
これは確かに今まさに仕事でしていることかもしれない。
みんなそれぞれ得意なことは違う。私が苦手なことは無理して勉強して分かるようになるまで時間をかけるんじゃなく、それが得意な人に任せればいいというのが自論です。で、自分はその人が苦手で私が得意なことをやればいい。
苦手なことを頑張って人並み以上にできるようになるなんて、子どもがやることだと思うんですよね。ていうか、今の時代、本当はそんなこと子供にもやらせたくないんだけど。
たまになんでも一番じゃないと気が済まない人がいるけど、そういう人に限ってストレスで体調を崩したりしていて、そりゃそうだろうと思わずにはいられません。
やっぱり自分の資質、強みも年齢とともに変化していくものなのかもしれない。新しく増えた二つの資質を見て、いやーなんか大人になったなー自分も!と思いました。
年齢とともに人生のステージや働き方が変われば、当然、求められるものも変わってくる。このストレングスファインダーを受け直したのことはとても良かったと思います。
だいぶ前に行ったことがあるけどという人は、またトライしてみてもいいかもしれませんよ。