45歳を過ぎてじわじわと増えてきている白髪。
伸びてくるとだらしなく、清潔感に欠ける印象になってしまうのでこまめに染めていたのですが『白髪染めってずっと続けていて頭皮や髪に害はないんだろうか』という疑念を持ち始めたので、ヘナに切り替えることにしました。
さらに信頼していて20代の頃からずっとカットをお願いしている美容師さんが「髪と頭皮のことを考えたらヘナですよ。ヘナとインディゴの二度染をすれば白髪が隠せて髪や頭皮が元気になります。特に髪はツヤツヤでハリが出るので絶対おすすめですよ」
と勧めてくれたこともあって。
先月初めて、その美容院でヘナ&インディゴのお手入れをしたところ髪がツヤツヤになって、本当にボリュームもアップ。さらにその後、心なしか抜け毛も減ったように感じたんです。
美容院でのヘナは結構高い。
ただ美容院でそのメニューをお願いすると18,000円くらいかかってしまう上に、施術時間が3時間。美容院は東京のちょっと不便なところにあるのでそのメニューをお願いするとなると半日潰れてしまう計算に。
美容師さんは『2ヶ月に1回くらいやれば大丈夫』というのですが、ヘナもインディゴも天然であるだけにちょっと色落ちが早くて。
全部染めは美容院で定期的にお願いするとして、リタッチだけでも自分でしたい。でもケミカルな毛染めは使いたくない!と思って前からずっと気になっていたナイアードのヘナアンド木藍を購入してみました。
やってみようと思った人の全てが経験していると思うのですがなんだかヘナってめんどくさいんですよね。
まずケミカルが毛染めよりも圧倒的に放置時間が長い。美容院だと3時間ですから。 でも、このナイアードのヘナ&木藍は40分でいいんです。
説明書を読んでみたのですが、それでも分からないことがあったので、ナイアードさんに問い合わせしてみることにしました 。
ナイアードさんにヘナについて聞いてみた
Q.濡れた髪に使用するようにと書いてあるが、ネット上には乾いた髪に塗った方がいいというコメントもあります。どちらがいいのでしょうか。
インディゴは発色するのに水分が必要なので濡れた髪に使って頂いた方がいいです!
Q.40分以上放置と書いてあるけれど、これは塗り始めたタイミングから40分か、それともすべての髪に塗り終えてから40分でしょうか。
インディゴの発色は粉末を水と混ぜてから1時間以内に終わるので、全ての工程を1時間以内に終えるのがベストです。それ以上置いても害はありませんが、ヘナのオレンジ色の発色が強くなります。
③美容院で全染を天然のヘナでお願いしています。ナイアードのヘナはリタッチにも使えますか?また、リタッチではなく全体染めをしたほうがいいのでしょうか?
もちろん、美容院へ行く間に伸びてきた白髪を染めるリタッチにも使えます。全体染めをするのはやはり大変。リタッチは1週間から2週間に1回、全体染めは一か月に1回くらいで良いのではないでしょうか。私(電話に出てくださった方)もそうしています。
初めのうちは色の入り方が弱く、色落ちも早く感じるかもしれませんが、使い続けていると濃く染まるようになります。
ヘナはアレルギーがない限り毎日使っていただいてもいいほど、負担がなく髪をキレイしてくれるアイテム。リタッチも頻繁にしていただいて構いません!これからの時期はヘナの染まりが良くなるので頑張ってみてください!
というまさに髪対応(髪だけに)で、嬉しくなってしまいました。
ヘナのやり方・私なりのコツ
まだ2回ですが、ヘナを使ってみて『こうしたほうがいいな』と感じたことを挙げてみますね。私はこのやり方でばっちり白髪を染めることができました。
- 塗るときは専用のハケを使う
- 全体染をするときは、襟元から塗っていく
- 全て塗り終わってから45分くらい。塗り始めてからだと1時間20分くらいおく
- 45度のお湯をサーモスの水筒に入れておいて、足りない分のペーストは都度、造り足していく。
とりあえずリタッチだけしてみようと思ってトライしたのですが、ヘナって塗ったそばからだんだん固まってきてしまうので、手で塗るのはちょっとやりづらい。
そこで Amazon で専用の刷毛を購入してみたところ、めちゃめちゃ使いやすくムラなく染められるようになりました。
そして、塗り方の順序ですが、頭のてっぺんから塗り始めるとそこがガチガチに固まって髪を持ち上げられなくなるので、ハーフアップみたいな形で襟元から塗るのをスタートさせるのがコツです。もちろん、リタッチだけのときは頭のてっぺんから塗っていいと思います。
ナイアードのヘナは1袋100gなのですが、いっきに全部溶いてしまわず、半分くらいの量でまずペーストを作り、それ以降は足りない分だけペーストを作り足していくのがおすすめ。そのために45度のお湯をサーモスに入れて用意しました。
放置時間については、襟元から徐々に髪を下ろしていって、頭のてっぺんを塗りすべて乗り終わってから45分くらい置きました。
洗い流した後はゴワゴワになってしまうので、私は生協のコンディショナーを使います。ただし、頭皮部分は色が落ちてしまうかもしれないので、コンディショナーはつけず、毛先から耳あたりくらいまで塗ってすぐに洗い流します。
タオルドライした後は自然乾燥します。インディゴの発色には水分も必要なのでドライヤーですぐに水気を飛ばしてしまうと、色がつきにくいみたいです。
美容院だとすぐに洗い流さなくてはならないので、この点から考えてもリタッチは家で自分でするのがベストだなと確信しました。
確かにタオルドライしてすぐの髪より、3時間くらい経ってからの方がきちんと濃く染まっている感じです。
ヘナの使用後すぐは髪がきしむ
もうひとつ、ヘナを使う上で知っておきたいのが使用後すぐは髪がきしむということ。これを「ヘナショック」というらしいです。
きしむのはキューティクルが収れんしているから。それも数日たつとおさまって、トリートメントやコンディショナーが不要になるくらいです。
気になる場合、私のようにコンディショナーを毛先だけに少量使えば、なんの問題もありません。
これはマジでいい。
まだを使い始めてから2週間ぐらいしか経っていないのですが、すでに何度も『髪がキレイ』と周囲の方からお褒めの言葉をいただいています。
自分で見てもホントつやつやで。何度も鏡を見ちゃうし、ボリュームもいい感じにアップしてついつい髪に触っちゃう。生え際の立ち上がりもパワーアップしました。
なんでもっと早く、天然のヘナにトライしなかったんだろう!と悔しくなるぐらい髪のコンディションが良好です。
それにヘナって顔や肌についてもすぐ落ちるし、時間が経っても固まったような状態になってポロッと落ちるので肌に色がつきにくいんですよね。
ケミカルな毛染めは頭皮に色が うっかり顔が汚れてしまったりで苦労していたのですがヘナならそんな心配もありません。(ただし爪は染まっちゃうので手袋が必須)
45歳過ぎたら白髪染めは絶対ヘナがいい!
いやヘナって本当に素晴らしい。
ケミカルなカラーリング剤のように微妙なニュアンスのカラーにすることはできませんが、私のようにずっと黒髪で通してきた人間にとってはもうこれ以上ないアイテム。
年齢とともに髪から減っていくツヤとボリュームまでカバーしてくれるのですから、言うことはありません。
ダークブラウンに染められるタイプのヘナもあるみたいなので、興味のある人はまず100 g 入りから試してみるといいと思います。セミロングなら、100gで全染1回できます。
40歳以上の方で、抜け毛が増えている、髪が痩せてきた、抜け毛が増えた気がする、ツヤのない髪が気になるという方は、是非、天然のヘナを試してみてください
2020年10月4日追記:現在は週に1回リタッチしているので、こちらでまとめ買いしています!続けてリタッチすると色もちもよくなりますよ!