先日、渋谷を歩いていたらプリアージュネオを持っている若い女性を見かけました。
彼女はブラックのノースリーブのニットにスキニーパンツ、ヒールのサンダルと全身ブラックのコーディネートで、スクエアのサングラスをしていました。
30歳くらいの女性だったけど、とてもスマートで品があり、思わず振り返って見てしまうような都会的なかっこよさ。
実は私、少し前まで黒を着ることに抵抗感を持ってました。無難すぎる感じがするし、お葬式っぽく見えることもあるし。黒い服は風水的に NG みたいなことも言われてますよね。
「隣の人が黒い服を着ていたらあなたの不幸をその人が吸い取ってくれる」みたいな恐ろしい責任転嫁的なことまで言われていて、それって良識ある人間の考え方としてどうなの…?と震えたこともありました。
先日、久しぶりにイタリアに行ったら全身黒でコーディネートしてる人って結構いて、ヨーロッパだけに風水も免責なんだろうな…とぼんやり考えていたのですが、そこで
そろそろ、好きなもん着ようぜ
と、もう一人の自分がニヤニヤしながら肩を叩いたわけです。
ブルベとかイエベとか、自分をカテゴライズしてどこかに当てはめて安心する傾向がある私たち日本人。
パーソナルカラーもしかりで、調べるたびに別の結果が出て何のアテにもならないと思うのは私だけでしょうか。
さらにパーソナルカラーを分ける質問の中によくわからないものがあって「髪のカラーはブラウン系よりアッシュ系の方が評判がいい」とか、「知らん」としか答えようのない問いが含まれているのは、なぜなの…。
自分の髪の色の評判なんて気にしたことないし、意見を聞いてみたこともないんだけど????ますますよくわからない…。なぜ、他人の評判ありきなの???
渋谷を歩いていた彼女が、そういうことを分かっているのかどうか不明だけど、抜群に似合っていたことは確か。それに、彼女が自分に似合うものを分かっている女性だったということも確かです。
イエベとかブルベとか、春とか夏とか秋とか冬とか、もうどうでもいいじゃん。自分が似合うと思う色を着よう。似合わないのはダメですよ
プリアージュ・ネオのブラックは私も買おうかどうか迷っていたことがあって、でもブラックというカラーだけに、取っ手の部分だけでもナチュラルな革のプリアージュの方がいいかなーと思って手を出さずにいたんですよね。でも、渋谷の彼女を見て考えが変わりました。
ちなみに彼女が持っていたのはこちらの斜め掛けできるほう。
好きなものを着て
好きなものをもとう。
これって当たり前のことなのに、どうして忘れちゃうんでしょうか。肝に銘じよ。