昔は一人で映画を見に行くこともあるほど、映画好きだったのですがここ10年近くほとんど映画館には行っていません。
元々、本や音楽、目にした映像などにものすごく共感して、感情移入しやすいので、悲しい映画とかすごく疲れるし恋愛ものもげんなりする。
音楽も日本語の音楽を聴くと歌詞を脳内でたどってシーンを想像して疲れてしまうので、パッと聞いて意味が分からない洋楽を聴くことが多いです。
だが。飛行機の中ではほとんど眠れないので映画を観るくらいしか時間を潰せない。
悲しい映画を見て気分が下がるのは避けたい…
こんなときは、観た後、心に残るものが少ないヒーローを観るのが一番。ということで
観たキャプテン・マーベル。
マーベル作品は数年に一回見るくらい。
アベンジャーズなど、それぞれのヒーローの繋がりがよくわからないのですが、単独で作品を見ても結構、楽しめるのでたまに観ます。
マーベル初、女性単独ヒーロー、キャプテンマーベル
(出典:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame/character/captainmarvel.html)
「マーベル」っていう名前自体が「?」だったし、キャプテンはどこにいるの?と思ったら、女性がヒーローなんですね、この作品。
これまでのマーベルの女性キャラクターのように男性ヒーローの付属品的に出てくるのではなく単独でヒーローとして描かれた最初のキャラクター。素晴らしい。
キャプテンマーベルは空軍の元パイロットという設定なのですが、仲間の女性パイロットと一緒に偏見に立ち向かいながら、活躍することを目指していたわけです。
そんなとき、事故にあい特別な力を手に入れる。
「コックピットは男性の聖域」というセリフや彼女たちが「お嬢さん」呼ばわりされるところがあって、アメリカですらまだこんな状態なんだなあと軽く絶望。
まあ、軍隊は特に性差別があって当然のところとも言えるんですが。
25歳若いサミュエル・L・ジャクソンンが見られる
登場する サミュエル・L・ジャクソンが若々しくてびっくりというか、これ彼だよね?
似てるけど、違う人?あれ?こんなに若いわけないよね????
と頭に?????がいくつも浮かんで。
どうやらVFXという視覚効果で現在70代の彼を若く見えるようにしているらしい。これはスゴイ!サムに似てる誰かかと思ったもの。
もちろん、キャプテンマーベル演じるブリー・ラーソンも良かった。アカデミー賞も受賞している女優なんですね。7年間監禁されていた女性…って、もうそれだけで心がえぐられる。こういう映画は見られない。
キャプテンマーベルは女性らしさや可愛らしさセクシーさなどゼロだけど、強さと確固たる信念に基づく美しさを感じさせるキャラに仕上がってた。
ハリウッド女優ぽくないなと思っていたら、フランス系アメリカ人なんだそうで。そういえばイタリア人の友達に彼女にすごく似ている子がいるわ…。
ヨーロッパ系の顔立ちなのかな。
内容としては、おそらくコミックではていねいに描かれている部分が省略されているようで、ちょっと話が飛躍していて分かりづらいところもあったけど、女の子が男性に頼ることなく、自分で活路を見出していくという点ではすごく画期的な作品だと思いました。
特に武器などがなく素手でどんどん相手を倒していく様子は痛快。
あとねー、彼女の司令官として登場するジュードロウがクッソいい男で笑えました。
顔面偏差値が高すぎて、もはや笑ってしまうレベル。
ジュード・ロウって今何歳なんだろう????なに?46歳???こんなにカッコイイ46歳がねー、いるんだよねー海外には…。
彼もイギリス人だもんねー、分かるわ…。英国紳士。
マーベルコミックのストーリーって、いい意味で心に強烈に残るものないんだけど、弱い者が勇気を出して悪に立ち向かうという点は観る人にも勇気という影響を与えるし、なんだか分からないけど、自分も頑張ろうと思えたりする。
若い頃の方は映画を見ていい意味で感化されることが多かったけど、最近は自分の人生がやっかいすぎて映画でまでややこしいものを見たくない。
のでマーベル作品はほんと丁度いいです。
行きの飛行機で見たブラックパンサーも面白かった。
アベンジャーズエンドゲームではマーベルヒーローの集大成が見られるそうなので、これは絶対見てみたいですね。