白玉日記

40代女性が楽しく快適に過ごす方法を模索。でも若い子にも読んでほしい。

鉄分サプリも過剰摂取に注意。サプリを摂るとき気をつけたいこと

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ここ数日、ちょっと気になっていた新聞の記事。

 

www.yomiuri.co.jp

高校駅伝の強豪校が貧血治療用の鉄剤注射を生徒に打たせて出場していた問題。

 

大学進学後や実業団で陸上を続けていくにあたり、検査をしたところ肝機能障害を起こしていたもいたのだとか。

 

そのせいで記録が伸び悩んで、ショックを受けている選手もいるそう。

 

先生に言われて一週間に何度か注射を打っていたという子もいてびっくり。監督やコーチとして結果を出すことが大切なのは分かるけれど、生徒の健康のことは考えていないのでしょうか。

 

無関心というよりも鉄剤の過剰摂取を健康被害が出るということを知らなかったかもしれませんね。

議論すべきはドーピングかどうかじゃない

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今日の新聞には、「鉄剤の使用はドーピングではないのか」という声が上がっているということで、スポーツ庁が「ドーピングに似た行為でフェアな試合にならない可能性がある」という見解を示した…ということが載っていました。

 

ドーピングの禁止薬物として指定されるには、世界アンチドーピング機関が科学的根拠があると認めた上で判断しなければならず、現時点では 鉄剤注射をドーピングとすることはできないのだそうです。

 

読売新聞の記事は、医師の意見として「貧血治療で鉄剤注射が必要なケースはほとんどなく食事や経口薬での改善が基本重度の貧血以外で注射を打ってはいけないそこが問題の本質だと指摘している」とまとめています。

 

この先生のおっしゃる通り。議論するべきはドーピングかどうかじゃないですよね?

 

生徒の健康が損なわれるおそれがあるのだからすぐに禁止するべきじゃないでしょうか。

 

大学生や社会人になって肝機能障害が起きていることが分かっても高校の時のコーチがどうにかしてくれるわけじゃない。

 

実は私も若い頃に肝機能障害を起こしてしまったことがあるので分かるのですが、本当にだるくてなにもできなくなります。

 

幸い、風邪が悪化して病院に担ぎ込まれ、すぐに肝機能障害の治療を受けることができたので数週間で退院できましたが、注射を常用している場合どのぐらい回復までに時間がかかるか。

 

記録より、子どもたちの健康の方がずっと大事。

 

高校生や大学生ってもう大人にも見えるけどやっぱり中身は子供なんです。

 

先生やコーチに「記録が伸びるから」と言われて断れる子はいないでしょう。
同様に、肝機能障害が起きて記録が伸び悩むことになったら一番ショックを受けるのは生徒本人ではないでしょうか。

 

なぜここでドーピングかどうかを議論するのかがわからない。鉄剤注射の使用をやめさせることが先決じゃないでしょうか。

 

この辺りちょっと日本のスポーツ界って理解できない点が多い。

 

高校野球だってあの炎天下のなか、14時試合開始とか自殺行為のようなことをさせて平気だし、高校生の投手に連投、完投させることについても毎年、話題になるけど本格的な議論すらされない。

 

オリンピックのマラソンの時間は早朝6時にしようとか5時にしようって言ってる時に、なぜ2~3時間かかる野球の試合を炎天下にさせて平気な顔をしていられるのでしょうか????

 

分からない。まったく理解できない。

 

大会の進行とか記録が伸びる伸びないとか、ドーピングかどうかじゃなく、選手の健康を考えたら、きっぱりやめるべき悪習慣っていくつもありますよね。

サプリメントを摂るときに気をつけたいこと

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ビタミン C のように不要な部分はすぐに体外に排出されてしまう栄養素は問題ありませんが、体内に蓄積されていく成分や代謝の際、肝臓や腎臓に負担をかけます。

 

先生やコーチといった指導者なら、そのくらいのこと与えることは分かりそうなものなんだけど…。そうでもないのかな。

 

これはビタミンやタンパク質と入ったサプリメントにも言えること。1日の摂取量は絶対に守らなければなりません。

 

サプリメントに配合されている成分というのは人工的に精製されているため、例えば同じタンパク質でも大豆に含まれるタンパクとプロテインパウダーに含まれるタンパク質は異なります。

 

摂りすぎると腎臓に負担をかけて、腎機能が低下することも十分考えられます。

 

shiratamachang.hatenablog.com

 

最近、筋トレ女子という言葉が生まれるほど、筋トレが人気ですよね。ええ、私もやってます。


高齢者の方が通うジムもあって、そこでプロテインを販売しているみたいですが、インストラクターはお客さんの健康診断の値など、気にしているのでしょうか。おそらくしていないでしょう。

 

あとは、大豆イソフラボンなど「女性ホルモンに似た働きをする成分」も取りすぎると婦人科系の病気を引き起こす恐れがあるので、過剰に摂取するのは禁物。

 

でも、健康食品メーカーなどのカタログを見ているとそういう注意書きって小さい字で書かれているだけなんですよね。効果があると思って多めにとっている人がいないかちょっと心配です。

 

若い頃はキレイになりたいとか記録を伸ばしたいとか、目先のメリットばかりに目が行きがちです。

 

陸上の鉄剤注射はもちろんのこと、食事やサプリメントの摂取など、正しい方法を大人がきちんと指導してあげないといけないといけないな、と思います。