白玉日記

40代女性が楽しく快適に過ごす方法を模索。でも若い子にも読んでほしい。

メジャーリーガーのイスラエル人は国歌を歌う?

twitterで、イスラエル人といっても、みんなアメリカ育ちのメジャーリーガー。イスラエル国歌を流されても…」という意見を見かけました。

 

これ、確かに見ている方はそう思うんですけどね。実際は違うんですよ!

 

みんな自分のルーツってのは誇りに思っているもんなの。それは両親や祖父母から伝えられたものかもしれない。

 

でも、移民の子孫というのは多かれ少なかれ、どこの国にいても差別を受けるものなんです。いじめられたりもするでしょう。

 

だから、必然的に自分のルーツを意識し、そこにアイデンティティを見出そうとする。

 

特にイスラエルの人たちはユダヤ教だから、教会に集まることも多いだろうし、イスラエル人という自分のルーツを意識する機会も多いと思うの。

 

当然、アメリカで生まれ育っていても、イスラエル代表としてプレーできるのは、素晴らしい名誉であるはず。

 

例えば、自分がどこからどうみても100%日本人なのに、イタリアで生まれ育って、イタリア国籍持っていたとする。で、現地の人に「お前はイタリア人じゃない」とか言われると

 

「ええ、分かってますよ。私は日本人ですよー。日本の国歌覚えて、文化も学んでやるもんね。そんでいつか日本で働いてやる…」

 

ってなると思いませんか。そのうえ、なんかのきっかけで日本代表に招集されたりしたら、もう小躍りすると思いますよ。ああ、やっぱり自分は日本人なんだなって。

 

島国にいると忘れがちですが、海外で暮らしていると自国や自分のルーツを意識することも増えるし、誇りに思うし、大切にするようになるってわけです。

 

だから、私はサッカーW杯とかWBCとかで、移民の二世、三世が本当の母国の代表として出場して、国歌を歌い、ユニフォームの国旗に胸を当てているところとか見ると、それだけで涙が出そうになります。苦労してんだろうなって。

 

すごい昔の話で恐縮ですが、海外ドラマのはしり、「フレンズ」でも、マット・ルブランク演じるジョーイ・トリビアーニがイタリア系アメリカ人で、彼のおばあちゃんがイタリア語しか話せず、いつもトラブルを引き起こすみたいなネタがありましたっけね。

 

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 懐かしい…。