今日はファッションのお話をひとつ。
洋服を買うのが好きな私ですが、帰国してからというもの欲しいものがなくて困っています。
昔からファッション系の雑誌を買うのが好きで、それなりにセンスも磨いてきたつもりなんですが、帰国後、欲しいものがとにかく見つからない。
ぱっと目につくショップを見るとアクリルのセーターとか、いかにもチープなパールが襟についている合繊のカットソーとか多くて。
若い子が着ているのはカワイイし、安くて楽しいのはいいのですが、やっぱり大人としてはどうなんだろうと思うわけです。
そしてヨーロッパから帰ってきて、やっぱりブランドがどうでもよくなりましたね。特にデパートに入っている日本の高ーいアパレルブランドとか、ホントチラ見もしません。
ヨーロッパの女子はどんな服を着ているのか
ヨーロッパにいる女の子たちも、高いものはあまり買いません。例えばイタリアでは、人気があるのはやっぱりzaraやH&M、そしてTシャツやタンクトップなどはテゼニスというブランドが人気があるみたいです。
いずれも体にフィットしたアイテムを選ぶのが特徴です。みんな安いアイテムを工夫しておしゃれを楽しんでいる感じ。
とはいえ、若い子はまだ迷走中というか、とんでもないセンスをしている子が多いです。若い頃からおしゃれなわけじゃないし、センスがいいわけでもない。
ただ、本体が美人だったり、女性でもかっこよかったりする人が、あまりにも堂々とそれを着ているから、『あ、それがおしゃれなんだ』と思えてくる。というのもあります。
でも、イタリアはセンス悪い人も多いですよ。ちょっと地方都市にいくと、ヘーキでスパンクのTシャツ着ている人とかいて、思わず目を背けるくらい。それも1人や2人じゃないからな…。スパンクだよ?
スパンクをご存知ない方のために、一応。
日本人として、嬉しくもあり、スパンクは素晴らしい作品だと思うのですが、マダム世代が着るTシャツとしてはどうなのか。お気は確か?と心の中で叫んだことが何回あったでしょうか…。
すごいおしゃれな人も確かに生息している!
確かにものすごくセンスのいいおしゃれな人もいます。そういう人はなんてことのないアイテムを身につけているんですよね。
ネイビーのVのニットとか、肌と髪の色に合った微妙なブラウンのニットとか。共通点はウールやカシミヤなどの天然繊維のものであること。
アクリル100%のセーターやカットソーなんかは選びません。多少高くても、天然繊維を選ぶのがイタリア人。そして体にフィットしたシルエットのものを選ぶのが特徴です。
どうやらフランスも同じらしい
二度見するようなセンスのいい人は決まって、体にぴったりの少し小さいくらいのサイズの服を着ている感じがしました。
そしてコートやジャケットなどは襟を立ててきているか、アゴが埋もれるくらいのスタンドカラーのものを着ている人が多い。
日本の本屋さんで見つけた米澤ようこさんの本を見ていて、それはフランスも同じなんだということを知りました。
パリ流おしゃれアレンジ! 自分らしく着こなす41の魔法 (中経の文庫)
- 作者: 米澤よう子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2015/12/11
- メディア: 文庫
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私もかつて、プレゼントでもらったコートがXSで驚愕したことがあります。痩せている(胸もありません、念のため)とはいえ、私の身長は168cm。アウターのSサイズなんて着たことがありませんでしたから。
『痩せているんだから、XSでしょ。ダメだったら取り換えに行けばいいんだし』と言われて、袖を通したところ見事に私の体のラインにぴったりで、いつもより垢抜けて見えたんです。
ああ、これだったんだ…
今までおしゃれに見えた人たちは、これくらいぴったりした服を着ていたんだ。とその時納得しました。
だけど問題もあるの
それからというもの、アウターはSあるいはXS、アメリカンブランドなんかはXXSを買うことも。間違いなく、以前よりスタイルよく見えていると思います。
でもね、問題もあるんですよ。それは
肩幅が狭いということ。
XSとかは間違いなく150cmくらいの人も着ていますから、私とは肩幅が違うってわけなんです。痩せてはいるが、肩幅は狭くない。『針金ハンガー』と呼ばれた私には肩がキツイ!
よって、小さいコートを着ていると肩が凝る、ということに気づいたんです。あと、単純に丈や袖が短い…。
私くらいの身長なら、Sが限度かも。米澤ようこさんの他の著書も買って読んでみましたが、どれもキツイくらいのサイズを着て!と書いてありました。
当たり前ですが、身動きとりづらいほど、キツイのはやめたほうがいいです…。トミーヒルフィガーのxsのコートを着て、肩こりから首もいたくなって頭痛になった私が断言します。
ヨーロッパの女性は車で出かけることの方が多いので、キツイコートを着ても中が薄着で済むんです。コート着ている時間も短い。
着ぶくれている人とか見たことないし。日本でそのまま真似するのは無理があるのかも…。
でも、ヨーロッパに旅行に出かけて、現地の女性のおしゃれさに感動して、でもなにがおしゃれなのか、なにが違うのか分からない、という人は米澤ようこさんの本、オススメです。私は調子に乗って3冊も購入してしまいました。
パリ流おしゃれアレンジ!2 (大人可愛く着こなす41の魔法)
- 作者: 米澤よう子
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 18回
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