イタリアの最大の娯楽である食。
色々なレストランやトラットリアに連れて行ってもらっていますが、やはり一番美味しいのはシンプルな家庭料理だと思っています。
トップの画像は週末、家族が集まるランチの定番である鶏のロースト。野生のフィノッキオ(ウイキョウ)の茎などを使って香りづけするのが一般的。
こちらは有機飼料を与え、平飼いしている鶏を購入してお家で焼いてもらったもの。
手羽先などは別に取っておいてスープストックにも使います。スープはリゾットを作るときに使うことが多いですね。これを食べちゃうとコンソメがものすごく味気なく感じるのであった…。
肉や野菜にはぱらりと塩を振りかけてオリーブオイルをかけ、おかずとして食べます。
う…。ウマイ!
鶏のローストもスープストックは定番中の定番レシピなのですが、オーブンやらガスを使って2時間ぐらいかかるので夏向きの料理とは言えません。
ここ数日、イタリアでは36度を超える気温を記録していてでパスタを茹でるのもオーブンを使うのもちょっと勘弁してもらいたいという状態です。
そんなとき、助かっちゃうのが、長時間、ガスの火やオーブンを使わずに調理できるメニュー。なんつったって私が滞在しているご家庭には電子レンジがありませんので、加熱するにはガスを使わざるを得ないのです。
こちらはゆでたまごにイタリアンパセリ、アンチョビ、塩漬けケッパーをトッピングしてリーブオイルをかけたもの。
ケッパーは酢漬けではなく、塩漬けを選ぶのがポイントです。水でさっと洗い、しばらく水に浸けておいて塩抜きしてくださいね。
ゆで卵にトッピングするだけなので簡単だし、ちょっと見栄えが良くなりますよね。
それにとても美味しくいただけるのでオススメです。
レストランのメニューも美味しいのだけど、私は凝りすぎたメニューや材料が多すぎるメニューは苦手なんです。『なぜ…なぜ、こんなことを?』と本気で頭を抱えちゃうくらい。
ミシュランとか、だから何だ。って感じなので、家で食べるご飯が一番落ち着きますね。キタナシュランは好きななんだけどね…