数年ぶりにイタリアに滞在して実感しているのが景気の悪さと失業率の高さ。
知っている人の中でも失業中という人が本当に多いし、若い子でも仕事が見つからないという人が多い。
特に40~50代で失業中という人が多くて子どもがいるのにどうしているんだろうと心配になります。最後に滞在したときに会社員だった人も会社が倒産して失業中していたり。
私が一か月以上イタリアに滞在していると言うと、働かずにのんびりしていると思っているみたい。こちらに仕事を持ってきていて、家で仕事をしていると言ってもあんまりピンとこないようです。
近年の日本では失業してもクラウドソーシングなどを通じて家で仕事ができますよね。
私もかつて ランサーズ でお仕事をいただいて、その後、徐々に本格的にライターとして活動することになったわけですがが、あれって素晴らしいことだったんだなーと思ってます。
いまだにランサーズ様には足を向けて寝られない。社長、ありがとう!!鎌倉に戻ってきてー!!
ご挨拶させてもらったことあるけど、めちゃくちゃ人当りよくてイケメン、仕事できる!って感じだった
こうした仕組みがイタリアにはないから、40代でもアルバイト的な仕事を続けざるを得ない人が多いし、それすらも見つからない状況になってきている。
でも、実際には仕事をしたくないという人も多くて、仕事がないないと言っていながら、いざ働き始めると遅刻してきたり、休むことばかり考えていたり、勝手に早く帰ったりする人もいるみたい。
幸い仕事を失わずに働いている友人はずっと真面目にある程度の自己犠牲精神を持って働いてる人がほとんど。本当に真面目な人は仕事のオファーが尽きないというのはイタリアでも日本でも同じみたい。
それを考えるとクラウドソーシングやネットを通じてお仕事をもらえる日本は恵まれているなと感じます。
初めの頃はランサーズでも数百円のタスクのお仕事をしていたんだけど、納期を守る、日本語としておかしくない文章を作成するという基本的なことを守っていたら、次第にプロジェクトでお仕事をもらえるようになり、単価も上がっていきました。
当然、専業主婦で諸事情で家にいなければならなかったので、数百円のライティング×10件で数千円でも 貴重な収入源になっていたし、自分の存在意義を家庭とは違った場所で見出すことができた。それだけに、せっせと誠実に仕事をしていたんですよね。
初めての仕事ではちゃんと自己紹介する、挨拶やお礼を欠かさない。納期厳守は当たり前。分からないことはすぐに聞く。
私にとっては当たり前のことだったんですが、クライアント様曰く「それができていないライターが多い」とのことで、その後もお仕事を色々と言っていただくことが多くなりました。
今でも当時のお客様から仕事をいただくことがあるって本当に幸せなことだなと思っています。
たまに実績を見て、メッセージで知らない人から「お仕事わ、どうやって探すんですかぁ?」というのが来たりするけど、こういう人はクラウドソーシングで仕事をもらうのは難しいでしょうね。
変化が多い Web 業界だけれど、誠実に仕事をするという当たり前のことを守れば、完全に仕事がゼロになることはほぼない…というのが今までの実感。これからさっきはどうなのか分かりませんけどね。
とにかくイタリアの労働状況を見ていると、クライアント様に改めて感謝するとともに、自分はもっとできることがあると実感します。がんばるぞー!!