海外に住んでいた頃からちょっと気になっていたヴェレダのスキンケア。
オーガニック食材や日本食をはじめとした健康食品を取り扱うお店によく置いてあったのを覚えています。
先日、雑誌の付録でワイルドローズのモイスチャーローションがついてきて、使ってみたところとても良かったので、他のスキンケアシリーズも試してみたいと思っていたのですが、先日、いくつかのアイテムを試してみる機会があったので今日はヴェレダのシリーズについてお話しします。
ヴェレダとは
1921年ルドルフシュタイナーの手によって、スイスで生まれた自然医薬品メーカーであるヴェレダ。
化粧品に詳しい人なら、人気アイテム・ホワイトバーチのボディオイルについて見聞きしたことのある方もいるでしょう。
その歴史は100年を超えるもので、ヨーロッパにある自然派化粧品メーカーのなかでも古いメーカーであると言えます。
なんとなくドイツのメーカーだと思っていたのですがスイスで誕生したのです。
ただ、現在の商品はドイツ支局が管理する農園で栽培されている原料を使用しているものが多いため製造国はドイツという商品が多いのだそうです。
元々医薬品メーカーだっただけあって、現在でも化粧品だけではなく医薬品健康補助食品と言った商品を世界54か国で販売しているという信頼のメーカー、ヴェレダ。
戦前からあったってすごいですよね。
ホワイトバーチ(シラカバ葉エキス)のボディオイル
ホワイトバーチのボディオイルは海外でも日本でも売れているアイテム。お尻や太ももにの上などザラザラが気になる部分のボディマッサージに最適です。
100mlで3,800円(税別)ですが、ひとつあると2カ月以上はもちそうな感じ。コスパはそれほど悪くないと思います。
肌をなめらかにする植物オイルをベースに、引き締めや針に役立つシラカバ葉エキスとナギイカダ根エキスを配合。
すっきりとした爽やかなグレープフルーツの香りでマッサージタイムが楽しくなりそうなアイテム。オイルといってもベタつかないので、すぐに服を着ることができるのも便利です。
手に取ってみてもさらっとしていて、乾燥が気になるヒジなどにすりこむとあっというまに吸収されます。
一般的にボディオイルは秋から冬にかけて売れるアイテムですが、このオイルだけは夏も売れているのだそう。
考えてみれば夏の方が体を露出する機会が多いので、ザラザラやくすみなど気になる部分のケアに励みたくなるんですよね。
さらっとしたオイルで肌に浸透しやすいため、外出前に使っても大丈夫だそう。もちろん日焼けが気になる方は日焼け止めを使ってくださいね。
日本限定!ワイルドローズのスキンケアライン
そして先日付録についてきてあまりの香りの良さに現品買いを検討していたのがこちらのワイルドローズモイスチャーローション、モイスチャーミルクの2つ。
去年の美的12月号の付録についてきたので、その香りの素晴らしさは知ってました。
とにかく香りが良いので、手にとって肌につけるのが楽しみになります。デスクに置いておいて、イラッとしたときフタを開けて香りをかいでいたぐらいですからね。
さっぱり系のラインかと思いきや、初期のエイジングケアとしても使えるそう。ローズの豊かな香りと潤いで肌をしっかり保湿、うるおいのあるふっくら肌に導いてくれます。
オーガニック化粧品の乳液ってベタつかないので、使いやすいのですがこのワイルドローズモイスチャーミルクもしかり。
肌に伸ばすとすーっとしみこんでいくような感じ。
こちらは日本限定のアイテムです。なぜかというと…。
ヨーロッパの化粧品って、ミルククレンジング→ふき取りローション→クリームっていうプロセスのラインが多くて、日本人である私たちが考えるような『保湿のためだけの化粧水や乳液』ってものがないんです。
私は初めてヨーロッパに長期滞在したとき、てっきり乳液だと思ってクレンジングミルクを買うに顔に塗ったまま寝てしまった経験があります。ええ、アホです。
洗顔後はやはり化粧水で保湿してから、美容液やクリームを使いたいという日本人のニーズに合わせてヴェレダが作ってくれたのがこのローションとミルクというわけです。
海外のヴェレダファンが聞いたら羨ましがるかもしれませんね。実はトライアルセットがあるので、これを試してみようかと思っています。
ミルククレンジングと隠れた名品、ハーブの歯磨きペーストも試してみた
そして今回、試してみたのが日本限定のモイスチャークレンジングミルクとヴェレダの隠れた人気アイテムであるハーブの歯磨きペーストです。
モイスチャーミルククレンジング
モイスチャークレンジングミルクはやはり日本限定のアイテム。クレンジングミルクですがダブル洗顔は不要で洗い流して落とせるタイプです。
繰り返しになりますが(笑)、ヨーロッパのクレンジングはミルククレンジングですが拭き取りが原則。だからコットンが欠かせないんですよね…。ゴミが出てある意味、エコじゃないな。
その点、こちらは洗い流せるのでどんな肌の方でも使いやすいと思います。その落ち具合をリップペンシルとマスカラで試してみました。
メイクを落とすときは乾いた手と顔に使用します。朝の洗顔にも使えますが、メイクをしていない肌に使う場合、濡れた手でとってもOKだそう。
クレンジングしても比較的残りやすい、リップライナーとマスカラ。これを落としてみましょう。
なじませていくと…。
くるくるとなじませていくと、徐々になじんできて、指がふっと軽くなる瞬間があります。この段階になると、ほぼメイクが落ちています。
あとは、ぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。
洗い流した後は、すっきりとしているのに肌がやわらかくしっとりした状態になります。肌の乾燥が気になる方にはおすすめです!
旅行のときはコレ1つ!ロングセラー商品であるスキンフード
もうひとつのロングセラー商品がこちらの多機能クリーム『スキンフード』です。
ヒマワリ種子油、アーモンド油、ミツロウに三色すみれエキスを配合した全身に使える保湿クリームがこちら。
こっくりとしたクリームですが、少量でもスッと伸びるので、コスパはよし。ひじやかかと、手の甲など頑固な乾燥と荒れが気になるパーツに最適です。
刺激がない保湿成分をたっぷりと配合しているので、全身に使えるというのが嬉しいポイント。顔にも体にも使えるので旅行に行くときなどに便利ですよね。
実際にヴェレダの海外のスタッフの方が出張に来るときに「これだけもってくる!」という人が多いと聞いて納得しました。
世界にヨーロッパからの長いフライトの間って肌がすごく乾燥するし、狭い飛行機のなかだとスキンケアもままならないですからね。
今度、飛行機に乗るときまでにゲットしよう。と決意。荷物減らしたいからね。
化粧水のあとこのスキンフードだけでお手入れを終えるというシンプルケアも肌が疲れているときにはいいかもしれません。価格も75ml2,400円とヴェレダの商品の中でも安い方なので試しやすいかも。
なおこのスキンフードのリップクリーム「リップバター」が販売されているそうなのですが、こちらも大人気で実店舗でも売り切れているところが多いのだそう。
オンラインショップでも品切れになっているので、入荷したら是非、試してみようと思ってます。
2019年2月19日追記!
売り切れ中だった、スキンフード リップバター ですが、2019年2月26日15:00から販売再開されるそうです!
ヴェレダは全品、国際オーガニック認証基準「NATRUEネイトゥルー」を取得
ヴェレダの商品は全て 国際オーガニック認証基準「NATRUEネイトゥルー」を取得しています。
オーガニックの認証基準はエコサートやデメター、BDIHなどがありますが、ヴェレダはベルギーのネイトゥルーを取得しています。
オーガニック化粧品選びの基準となるのが、これらの認証基準。
オーガニック化粧品に関する明確な基準がない日本においては、何種類もある原料のひとつがオーガニック栽培で作られているものでも「オーガニック」と銘打って販売することができます。
でも、ヨーロッパはオーガニックに関してすごく厳しい基準があるのです。
- 有機栽培で作られた原料が一定の量含まれているか
- 自社の農園だけではなく隣の畑が農薬を使っていないか
- 汚染物質が流れてくる可能性のない場所に工場があるかどうか
- 流通経路にはエコな燃料を使っているかどうか
- 容器はリサイクル可能なものであるかどうか
などなど、これらをすべて満たした上で、認証を受け続けるには審査を毎年のように受け直さなければなりません。さすがEU、厳しいぜ…。
ヴェレダに関しては歴史があるので原料の品質については問題なく認可を受けられそうだけれど、全ての化粧品でネイトゥルー基準を満たしているというのはすごいと思います。
ヴェレダの品質基準を紹介しましょう。
- すべての製品はアントロポゾフィー(人智学)から見た医学・薬学に基づき、開発されていす。
- 植物のちからを最大限に引き出すことのできるバイオダイナミック有機栽培、有機栽培、野生の原料を可能な限り使用します。
- 自然原料だけを使い、合成保存料・合成着色料・合成香料は使用しません。
- 石油系原料は一切含みません。
- 遺伝子組み換え植物は一切使用しません。
- 製品や植物性成分には放射線処理が施されていません。
- 動物実験は行っていません。
- 原料調達や製造方法は、持続可能で環境に負担の少ない方法で行っています。
- 医薬品の製造工程と同レベルの品質検査・管理が行われています。
- すべての製品が、国際オーガニック認証基準「NATRUEネイトゥルー」を取得しています
ヴェレダの製品を試してみて
自然派化粧品や有機食材店などでよく目にしていたヴェレダのアイテム。
実際にいくつか使ってみて感じたのは肌に優しいだけではなく機能性も重視されてきているということ。
オーガニック化粧品と言うと敏感肌の方でも使える肌に優しいアイテムという感じで、 現状維持はできても、積極的なスキンケアができないと思っていました。
でもヴェレダのアイテムはどれも手応えがあって、使ってみると肌が元気になる感じがしました。
シミやくすみが目立たなくなるとかじゃなく『肌本来の力が発揮できるような健やかで美しい状態』に導いてくれる。そんな感じです。
そしてもう一点お手入れをしている時に香りが楽しめるというのが嬉しいポイントでもあります。
香りのいい化粧品ってリラックス効果もあると思うんですけど、やはり人工的な香りはつけるべきではない。
その点、ヴェレダのアイテムは天然の香りで疲れた身体と心を癒してくれます。このリラックス効果も絶対肌にとってはいいことだと思うんですよね。
ここ数カ月、無添加化粧品やオーガニック化粧品を使うようになってから、肌トラブルが起こりにくくなっているので、ヴェレダのアイテムもぜひ、毎日の手入れに取り入れていきたいなと思っています。