大雪が降った翌日、どうしても出かけなければならなかった理由がコレ。浅草公会堂での歌舞伎の舞台です。
義経千本桜と元禄忠臣蔵という、歌舞伎初心者にもってこいの演目だったのでどうしても午前中の公演が見たくて。
操り三番叟は一度、市川亀治郎さん(現在の猿之助さん)で見たことがあったこともあり、無理して午前中のチケットを取ったのだけど電車が動いているのか心配でした。
前日の21時ごろまでドカ雪が降っていたのでどうなることかと思いましたが、困ったのは駅までの徒歩の道のりだけで、あとはほとんど電車も普通に動いていて、あっぱれ。
浅草駅に周辺では商店街の方々がこぞって雪かきをされていて、ほぼ問題なく公会堂までたどり着くことができました。
同行者が中村錦之助さんと隼人さんのファンで私のお目当ては松也さん。
松也さんって歌舞伎役者のお家に生まれたわけではなく、お父様が部屋子さんだったそうで(ただし、親戚にはやはり歌舞伎役者さんがいますが)、お父様が若くして亡くなられたので、後ろ盾がなくて苦労されたらしいんですね。
「ぼったま」っぽい容貌をしているから、苦労していない人なんだろうなーと思ったら違くて、そのギャップに興味を持って見に行ってきました。
結論。松也さんよかった。
思っていた通り、姿も声も美しく。お年玉ということで年始ご挨拶があったのですが、たまったま、私がチケットを取った日が松也さんのご挨拶の日で、とてもラッキーでした。
雪のせいでやはり来られなかったお客さんもいらして、空席が目立っていたことを心配しつつ、演目の解説もしっかりと分かりやすくしてくださって、大満足。これは松也ファン冥利につきる内容でしたね。
演目の方はというと、やはり若手中心の配役だったので雷に打たれたような衝撃はありませんでしたが、この役者さんはこれから楽しみだな。というシーンがそこここにあって、また別の楽しみ方ができました。
心に残ったのが坂東巳之助さんのコミカルな演技。あとは、隼人君の立ち姿の美しさ、華やか。
歌舞伎のチケットって高いなあと思うのですが、今回は2つの演目で9,000円。このくらいの価格なら、年に数回見に行けるかなぁ……と思います。
また、松也さんも観に行きたいなー!!