最近、日本でもよく議論されるようになった夫婦別姓。
どうしてこんなことが議論されているのかなーと思うんだけど、報道されている内容を見て見るとこれまた笑っちゃう内容が多くて。
「家族のきずなが薄れる」
って。
家族のきずなが薄れる理由って、もっと他のところにあるんじゃないの?結婚していても家庭内別居状態とか、仮面夫婦とか、不倫がどこか許されている風潮とか。
単身赴任せざるを得ない、全国への異動がある会社とかも家族のきずなを弱めていませんか。それはいいの?仕事だから?
夫婦別姓に目くじら立てて反対するのに、シングルマザーに養育費払わない元旦那とか浮気する配偶者とかは野放し。それは家族のきずなを弱める原因にならないのかな。分からない。こうした理由で家族が崩壊していても、表面的に分からなければ問題ないってことか。
中国や韓国、ヨーロッパではフランスやイタリアなど明らかに日本より家族のつながりが濃そうな国々はみーんな夫婦別姓ですよね。別姓だから家族のきずなが……なんて誰一人、1ミリも考えてないと思う。
中国や韓国は分からないのですが、フランスやイタリアは苗字を変えるかどうか選べるんだよね。で、ほとんど変えない人が多い。
その理由は離婚率が高いからっていうのもあると思う。離婚結婚を繰り返すたびに苗字変えてたら、面倒くさいじゃないですか。なんでクレジットカードの名義変更するのに名前が変わった理由を告げないといけないのか。
たいていの場合は、その犠牲を払わなきゃいけないのは女性。離婚して傷ついている(せいせいしている人もいるが)に、ほうぼうを回って、名義変更して自分が離婚したということを見知らぬ人にアピールしなきゃならない。
私は今後、離婚したり結婚したりすることがあっても苗字は変えたくない。名義変更の手続きが面倒くさいし、自分の名前を気に入ってるから。
夫婦別姓を認めてくれといっている人は、「選べるようにしてほしい」といっているだけで、みんなが別姓になれとは言っていない。
主張しているのは、選択できる権利がほしいということ。日本は日本だから…っていう意見がいつもでるけれど、同じ日本人でも価値観や考え方はそれぞれ。
どうしてこう、みんなが一緒じゃないと気が済まないんだろう、この国は。