年をとってもモテるフランス人、モテなくなる日本人

 

 さて、感想です。

 

タイトルを見るとちょっと反発を覚える人もいるかもしれないのですが、これは本をてにとってもらうための煽りもすこし含まれている気がします。

 

内容はもう少しソフトで私が考えているような「どうして日本人は一定の年齢を超えると異性を意識しなくなるのか、恋愛感情を持とうとしなくなるのか」について、フランス人と比べて何が欠けているのか、20年フランスで暮らした筆者が感じたことを述べています。

 

モテるというよりも、異性からも認められる。見た目の美しさとかスタイルの良さを言っているのではありません。

 

日本ではいつのころからか男女の間に見えないバリアができてしまっている。結婚して、家庭に入った女性たちはとくに、同じ立場の女性たちとしかおつきあいしなくなる。

それで異性に認められたいと思ったとしても物理的に無理だ。

 

そう。ここがフランス人やイタリア人と私たちの大きな違い。よく、男性の嘆きとして結婚してから奥さんが太ったとか、キレイじゃなくなったとか聞くけれど、それって異性がいる環境にいないからだと思うんです。

 

旦那がいるじゃないかといえばそれまでだけど、話をする異性が旦那だけという状況は普通じゃない。私もそういう時期があったから言えるのですが、あれはちょっとした軟禁状態だったと思う。

 

その状態で、ですよ?「俺のためだけにキレイでいろ」っていうのはやはり無理がある。相手の人格否定にもつながり、そのうち心が壊れていきます。

 

日本にはきれいでかわいい30代、40代のお母さんたちがたくさんいるけれど、彼女たちのほとんどが同じ立場の女性としか接していないのでは?と思う。働いている人は違うかもしれませんが。

 

年齢を重ねるほど、フランス人が美しい理由

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■自分に自信があるかどうか

異性と接する機会を持つ、といっても、私なんて美魔女でもないし結婚しているのに、40代なのに異性の目を意識するなんて。そんな声が聞こえてきそうです。

 

フランスには「いい年をして…」というような、年齢に縛られる考え方は存在しない。そして、私たちとフランス人の圧倒的な違いなのが、自分に自信を持っているかどうか。ということ。

 

親からもらった目鼻立ちの良し悪しを運命の不平等と嘆くのは若い時だけで十分。年を経るにつれて、印象に残ってくるのは、その人の表情だ。表情で勝負できる土俵に立てるだけでも、年を重ねたメリットがあるものだ。

 

フランス人の顔の造詣が日本人より美しいと言えばそれまでなんだけど、実はそうでもない人もいるし、事実年齢とともに美人じゃなくても美しいと感じられる人は日本でもたくさんいる。

 

日本と比べてフランスやイタリアって、客観的に見てそれほど「美人!」と思えないような人でも堂々としているし、おそらく自分を美しいと思っている気がする。なんていうのか、その人なりの美しさというか『美人とはこういう顔』という定義がない。

 

そして、褒められたら「ありがとう」「うれしい」「わー、褒められちゃった!ヤッター!」などと素直に喜ぶから、こっちも褒めがいがある。

 

日本人みたいに「キレイですね」と言われて「全然そんなことないです!」とか言わない。

 

この謙遜というのは、ある一定のところまでは美徳と言えるけれど、それを越すと相手から低くみられることにつながる。美人なのに謙虚すぎたり、優しすぎたりすると「なんだたいしたことないじゃん」「つまんない人だな」と思われて、かえって意地悪されたりする。

 

この恐ろしい現象ついては、私が大好きなフランス在住シロさんのブログ「ミラクル美女とフランスの夜ワンダー」に詳しいので、是非こちらも読んでみて欲しい。

http://www.francenoyoru.com/woman

 

そもそもどうしてこれが大事なことだと思うかと言えば、あまりにたくさん「美人なのに冷遇されている人」に出会ってしまったから。

そしてそれを見ているのってせつない。彼女たちはたいていの場合、とてもまっすぐで善良です。

でも世の中は善良な人が必ず得をするとは限らなくて、おまけに美人だからこそ、ひとたび

「なめてかかってもいい」

相手として認定されるとボコボコにされてしまうのが常で、いろんな恨みつらみをぶつけられる対象になります。男性からひどい扱いを受けることも多いです。なぜなら彼女たちはもれなく自己評価が低いからです。

 シロさんのブログから引用させていただきました。

 

もちろん、いわゆる美人じゃなくたって自分に自信を持っていいんです。自分への自信の有無。それによって、いくつになっても恋愛ができるかどうかが違ってくると思うのです。

■幸せじゃなくてもキレイになれる!

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自分に自信かぁ…。と思っても、「彼氏がいない」「結婚していない」「このまま独身なのかな」「離婚してひとり」「旦那とは仮面夫婦そんな風に、いわゆる「世間的な幸せ」を手にしていないと自分に自信なんて持てないよ!という人もいるかもしれません。

 

他人のブログやSNSなんかを見ていると、みんな幸せそうだなーなんて思って自分と比べてしまったり。

 

私もあまり自分が幸せじゃないと思っていた時期があり、そのころは周りからどんなに励まされても「私なんて……」と思っていました。

 

そんな私を励ましてくれたのが、この一文。これは著者の吉村さんが親しくされていた、フランス人美容外科医のマダムの発言として紹介されています。

 

若さの秘訣は内面的なものです。たとえば、恋が脂肪注入より女性を美しくする。また、幸せならいいかというとそうでもありません。不幸に打ち勝つ、前向きなエネルギーが女性を美しくする。そうそう、忙しい女性の方が美しく見えるわけですよ。

 

「不幸に打ち勝つ前向きなエネルギー」そうか、それか!と膝を打ちました。状況的に「幸せ」と言い難い状態でも、美しくなることは可能…。そう考えると、元気が出ますよね。

 

吉村さんは「自分が幸せだと思うことで女は美しくなる」とも言っていますが、その幸せもお金があるとか、社会的地位が高いとかじゃなく、不幸だと思えるできごとに遭遇しても

 

どんな危機にも健康ならいいじゃないかとばかりに、自分が納得することで終止符を打つ。

 

どんな悩みも、自分が悩みとしていつまでもこだわっているから不幸と思える状況が続いてしまうわけで、自分がしかたないといい意味で諦めて納得すれば、もうそれは悩みじゃなくなる。

 

ポジティブかつ能天気なメンタルが人を美しくするのかなぁ…。などと改めて思った次第。私も化粧品や美顔器だけに頼らず、内面から湧いてくる自信を大事にしたいと思います。