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誰にでもできる仕事ってなによ?

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先日、女性誌の見出しで『誰にでもできる仕事は将来、なくなる!』というのを見つけた。こういうのを見ると、なんか寂しいよなぁ…と思う。

 

こういうことを本気で考えている人に聞きたいんだけど、『誰にでもできる仕事』って具体的にナニ?おそらく、スーパーのレジとか経理とか、受付の仕事とか…こういう女性の仕事が中心だよね。あとは製造業のラインの仕事とか…かなぁ。

 

製造業のラインの仕事については知識がないので、言及は避けたい。でもレジの仕事とか受付とかってそりゃー確かにロボットとか自動化レジに置き換えることはできるけど、それイコール『誰にでもできる仕事』っていうのは失礼じゃない?

 

最近、自宅近くではないけれど、車でたまに出かけるダイエーがイオンに変わって、それまで使用していたOMCカードのポイントがどうなるか、そのまま使えるかどうか分からないと母が言い出した。

 

おそらくポイントは使えないだろうなぁ。と思って、レジの女性に聞いたら『大丈夫です。そのまま使えますよ!いままでと変わりません』と笑顔で答えてくれた。

 

この時点で、この仕事は『誰にでもできる仕事』じゃなくなっていると思う。この対応をセルフレジができるか?ったらできないわけじゃないですか。

 

セルフレジって海外では普及が進んでいて、よく使っていたけれど、結局は読み取れないバーコードとかあって誰かがいないといけないんだよね。これから高齢化がどんどん進む日本でどれだけ浸透していくのかなって感じ。

 

海外みたいに隣のレジの同僚としゃべりながら、口が動くと完全に手も止まる。というような対応をするなら、セルフレジの方がマシだし、こういう人は機械にとって代わられていても仕方ないと思うけど。

 

簡単そうに見える仕事でも。

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いろいろな仕事が機械化・効率化されても残る職業…といえば、医師とか学者とか先生とかそういう社会的地位が高いものが中心だったけれど、中にほほーう。と思った意外な職業があった。

 

それが『バスガイド』。旅行の添乗員さんなんかも同じでしょう。こういう仕事が社会的地位が低いと言っているわけじゃありませんよ。もっと評価されるべき!とは思ってるけど。

 

この間、母の付き合いで年配の女性が多いバス旅行に参加したのだけど、その添乗員さんだった30歳前後の男性添乗員さんの対応がまさに!神対応で、これは彼にしかできない仕事だよなぁ…と感心した。

 

年配の女性を喜ばせる対応、かわいいと思ってもらえる微妙な匙加減、サービス精神、笑わせるタイミング、儲け主義に見せないカバー力…どれをとっても絶妙で、これは教えてもらって身に着けられることじゃない。天性なんだろうなと思う。

 

参加者の9割が女性で男性は3人くらいしかいなかったのだけど、旅行が終わってバスから降りた男性が『今日は楽しかったよ。ありがとう』と添乗員さんに握手を求めたくらい。

 

これだって経済評論家とか偉い人達から見たら一見、簡単そうに見えるだろう。でも誰にでもできる仕事では決して、ない。

 

コンビニのレジだって、お掃除の仕事だってそこに心がこもって、見ている人、関わる人を喜ばせる・快適にさせることができるなら、それは『誰にでもできる仕事』ではなくなる。

 

効率化、機械化できる仕事というのはあるかもしれないけど、簡単そうに見える作業をなんでもかんでも誰にでもできる仕事っていうのはやめてほしい。その職業についている人に失礼でしょ?

 

自分の仕事に心を込めていたら、人が一生懸命やっている仕事に対して『誰にでもできる仕事』なんて言うことはできないはず。

 

だからこれからは簡単な仕事であっても、自分だけの付加価値(笑顔とか気が利くとか、常に改善を考えているとか)をつけられない人にとっては厳しい時代になる。

 

っつーことにしてもらえませんかね。せめて。みんながみんな、誰にでもできない仕事である医者とか学者とかになれるわけじゃないんだから。なりたくもないけど。