白玉日記

40代女性が楽しく快適に過ごす方法を模索。でも若い子にも読んでほしい。

流行だからって同じ服ばっかり売るのヤメテ

先日、海外からのお客様をアテンドして渋谷や青山、表参道などを練り歩きました。というのも、イタリアのアパレル関係のお仕事をされている方だったので、『世界の最先端であるTOKYOのファッショニスタを見たい』っつーことだったんです。

今日はその時、彼らに言われたことを反芻して記事にしてみます。

 

日本人女性の歩き方はオカシイ!

「世界一の美女」になるシークレット・レッスン (TODAYムック)

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これ、そういえば元ミスユニバースのディレクターだった、イネス・リグロンさんも言ってましたよね。猫背で膝を曲げてあるく、歩幅が狭い、そして足がまっすぐに向いていないというか外股で歩いている。なんで?って言われました。

 

『君(私のこと)は明らかに歩き方が他の女性と違う。割とさっそうとしている』とお褒めにも預かりましたよ。別にこれは自慢じゃありません。

 

昔から歩き方に特徴があると言われていて、自分では分からなかったんですが、遠くから見ても私が歩いてくると分かるんだそう。なんででしょう。いまだに分かりません。

 

でも、新卒で入社した会社で『あいつの歩き方はなんだ、生意気そうだ』とか『誰だあの偉そうな女は』と言われたことがあったことを思い出しました。先輩から『お前、もっと小股で歩けよ』と言われたことがあったくらい。

 

今考えると、結構ひどいですよね。というか、同じ会社の女性の同僚のことを「あいつ」「女」「お前」呼ばわりしている時点で、おかしいのですが…。

 

でも日本の女性は美しい

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これは今回案内した、イタリア人の男女が言っていたこと。男性はさておき、日本人の女の子はみんなオシャレでかわいい、きれいな人が多いと。

 

まったくもって同感です。かわいいな~。とかキレイだな~と思う人が必ず数人います。どこにいっても。

でもみんな同じ服を着ている

 

だけど、もう一つ言われたのが、『なんでみんな同じような服をきて、同じようなバッグ持ってるのかしら。でもこれって、若い世代はイタリアもいっしょなのよね~』。

 

今の時期だと、本当にもう制服か!っていうくらい、みんなトレンチコートを着ています。私も着ています。(笑)

 

この間なんか、信号待ちで立ちどまった自分の両隣の女性が2人ともトレンチを着ていたなんてことも。昨日は電車で向かいの席の3人掛けの席に座った女性が全員トレンチを着ていて、笑いがこみ上げてきました。私も着ていたんですけどね。

 

 

 

一緒じゃねーか!と突っ込まれそうですが、私はこのトレンチ買ったの5年くらい前ですからね。何代目かのトレンチで人生でワードローブにトレンチが常にある感じ。

 

みんなは何着かあるコートのうちの1着なんだろうけど、私はこの時季、コレしかないんです。なので免責ということにしてください…。

流行だからって同じ服ばっかり売るのヤメテ

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で、そのイタリア人の女性と話してたのは『これって売る側の問題でもあるんだよね』ということ。確かに、日本もイタリアもどこへ行っても同じ店しかない…どの店も同じようなアイテムしか置いていない…という現象が起きています。

 

今私が困っているのは、体にフィットしたラインの服がどこにも売っていないこと。貧相な痩せ型なので、ふんわりした服を着ると、服の中で体が泳いでしまって、さらに貧相に見えるんですよ。チェスターコートとか私が着ると滑稽でしかない。

 

10年以上前にピーチジョンで買ったエブエブTシャツという(覚えている人いるかな)タイトなTシャツのラインが私の体にピッタシで、いまだに着ています。だってもうどこにもこういうシルエットの服が売っていないから。黒なんて色あせてきたから、染め直そうかと考えているくらい。

 

 

 

こんな感じのTシャツ。

 

何度か紹介したパリジェンヌファッションでも体にフィットしたアイテムが全身のどこにもないと、野暮ったく見えてしまう…と書かれていました。

 

パリ流おしゃれアレンジ!2 (大人可愛く着こなす41の魔法)

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別に外国かぶれしているわけじゃないんです。日本の女の子はセンスがいいし、本当にきれいな子が多い。でも、個性があんまりない。

 

体型は人それぞれなのに、みんな同じシルエットの服をきてキレイに見えるわけないんですよね。だからいろんなアイテムを売ってほしい。難しいのだろうけれど…。せめて定番アイテムくらいは残してくれよ!と思います。

 

イタリアも日本も同じね。というマダムに、『日本は髪の色も、目の色も基本同じだからね~。なおさら同じように見えるんじゃない?』といったところ、『最近、イタリアの若い女の子は髪の色や目の色が違くても、みんな同じ服を着たがるわよ』といってました。

 

でも、これって私が歩き方で文句を言われたように、『女性はこうあるべき』『これが愛されスタイル』みたいなのが若い女の子たちに刷り込まれているからなんじゃないの。とも思うんです。

 

なんだかんだいって、特に日本は男性中心の社会だと痛感しています。男性の9割がコンサバ好きということからも分かるように、結局は『カワイイ』『コンサバ』『モテスタイル』なんていう言葉が並べられると、女性はそれを選ぶしかないようになっている…。

 

そう思うのは私がひねくれているからでしょうか。そこからいつもハズレちゃってたのが、自分なのかも、と気がついた次第でもあるんですけどね。